新型コロナの影響で「007」最新作の世界公開が延期 マーベルなどハリウッド大作はどうなる?
2020年3月10日 13:00

[映画.com ニュース]新型コロナウイルスの影響で、シリーズ最新作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」(キャリー・フクナガ監督)の世界公開が4月から11月に延期されることが公式ツイッターにより発表された。
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」に関しては、新型コロナウイルスの影響を受けて、すでに中国・北京で予定されていたワールドプレミアや中国各地でのプロモーションが中止になっている。その後、ワールドプレミアがロンドンに変更となり、4月に世界各地で封切られる予定だった。
しかし、新型コロナウイルスによる感染症が世界的に流行するなか、「007」のファンサイトがシリーズ最新作の公開延期を要求するなど、製作・配給を手がけるユニバーサル、NGN、EONの動向に注目が集まっていた。
このほど同作の公式ツイッターは、「世界映画市場の分析と熟考の末、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のリリースを2020年11月に延期することを決定しました」と伝えている。中国をはじめとするアジア市場からの収益が期待できない現状では、スケジュール通りの公開は経済的リスクが高すぎると判断したようだ。
米Deadlineは、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開延期を受けて、ほかのメジャースタジオも待機作のスケジュール変更の検討に入っていると報じている。なかでも注目は、ディズニー/マーベルの「ブラック・ウィドウ」(5月1日全米公開予定)と、ユニバーサルの「ワイルド・スピード9(仮題)」(5月22日全米公開予定)だ。各社とも劇場主に対して予定通り公開すると告げているものの、アジア市場からの収益を期待しているだけに、延期の可能性は十分ある。一方、ホラーやコメディ映画など、アメリカ国外の映画市場からの収益があまり期待できない映画作品に関しては予定通りか、あるいは、前倒しの公開が予想される。もっとも、アメリカ国内で新型コロナウイルスが蔓延し、映画館が閉鎖される事態になれば、すべてが公開延期という展開もありえそうだ。
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