ジョージ・R・R・マーティン、「ゲーム・オブ・スローンズ」への思いを告白
2019年7月2日 10:00

[映画.com ニュース] 米大ヒットシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作者として知られる作家ジョージ・R・R・マーティンが、5月に8シーズンにわたる歴史に幕を閉じた同ドラマへの思いを語った。
映画評論家レナード・マルティンが司会を務めるポッドキャスト「Maltin on Movies」に出演したマーティンは、脚本家として本格的に活動を始めた際、当時のエージェントから読むよう勧められたというウィリアム・ゴールドマンの著書「Adventures in the Screen Trade(原題)」に触れ、「『ゲーム・オブ・スローンズ』での体験を通して、ゴールドマンがあの本で繰り返し掲げる『誰も何もわかっちゃいない』という金言がいかに正しかったか、身をもって実感したよ。これは当たる、もしくはコケるなんて、しょせん誰にもわからないわけで、周りの意見に振り回されるだけ無駄だってね」と語った。
「ゲーム・オブ・スローンズ」の放送局である米有料チャンネルHBOは現在、パイロット版がクランクインしたばかりのスピンオフドラマ第1弾を含め、5つの後継番組の企画開発を進めている。だがそのいずれも、本家シリーズほど成功するとは思っていないというマーティンは、「世界中のあらゆる文化に浸潤し、社会現象を巻き起こすことになるとは、私自身も含めて誰も予想していなかった。あれだけの規模の成功を体験することは、この先もうないだろうし、期待もしていないよ」とあっさりと言い切っている。
また、一部のファンが最終シーズンの作り直しを求め、米オンライン署名サイトchange.orgでキャンペーンを展開していることに話題が及ぶと、「インターネットには、コミックやSFファンを中心とした、古き良き同人誌とファンダムの時代にはなかった毒性がある。意見の対立から大きな論争に発展することはあっても、近年ネットで見るような狂乱状態に陥ることは、決してなかったからね。実に嘆かわしいことだと思うよ」と、SNS時代におけるファンの意思表示の在り方に苦言を呈した。
その一方で、登場人物の名前をつけた犬や猫やイグアナといったペットの写真とともに、熱烈なファンレターを送ってくるファンもたくさんいると力説するマーティン。お気に入りのキャラクターにちなんで子どもを名付ける親たちが続出するのではという問いに、「デナーリス・ターガリエンなんて名前の子どもが何人もいるクラスを受け持つ先生方は、私を憎むだろうね」と笑って答えた。
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