ネッシー製作秘話を語る「ウォーター・ホース」ジェイ・ラッセル監督
2008年1月30日 12:00

[映画.com ニュース] 「ベイブ」原作者ディック・キング=スミスによる小説を基に、スコットランド・ネス湖に古くから伝わる伝説の生き物“ネッシー”の物語を描くファンタジー「ウォーター・ホース」が、間もなく公開を迎える。本作のメガホンを取ったジェイ・ラッセル監督に話を聞いた。
第2次世界大戦真っ只中のスコットランド。出征したまま帰らない父を待つ少年アンガス(アレックス・エテル)は、ネス湖で青く輝く不思議な卵を見つける。そこから生まれてきたのは、湖の伝説の生き物といわれる“ウォーター・ホース”だった。アンガスはウォーター・ホースに親しみを込めてクルーソーと名付け、大切に育て始めるが……。
世界中の誰もが知っている“ネッシー”をテーマに扱う本作だけに、監督は「あくまでもクルーソーは卵からかえった“動物”なんだと観客に信じさせたかった。それによって初めてアンガスとクルーソーの心の交流という部分が成立するからね」と、説得力を持たせつつ観客に夢を与えるような物語を心がけたという。また、クルーソーの映像化にあたっては、監督が飼っている犬の動きを参考にしたのだとか。「実際犬は可愛らしい仕草や変な動きをするけど、大げさにやりすぎるとディズニーキャラクターのような人間っぽい動きになってしまうんだ。だから基準を決めて、決して動物の動きを超えないように気をつけたよ」
本作のCG映像は「ロード・オブ・ザ・リング」「キング・コング」のVFXスタジオ、ウェタ・デジタルが担当しているが、監督は次のようなエピソードも披露。「僕自身CGの知識は全然なかったんだけど、何せパソコンオタクだからCGも学びたくなってしまってね。撮影後も住まいのあるロスには戻らず、ポストプロダクションの1年半ずっとニュージーランドに住んでウェタに通いつめたよ。そこではどうやってCGキャラクターを作り、動かすのかを勉強させてもらった。最終的には、自分でクルーソーの顔を修正できるぐらいまで上達したんだよ」。この経験によって、どんなプロジェクトも臆することなく挑戦する自信がついたという監督は、「日銭を稼ぐのに困ったらCGの仕事をやろうかな」と笑いながら話していた。
「ウォーター・ホース」は2月1日より公開。
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