歪んだエゴイズム!不幸なときだけ幸せを感じる哀れな男の暴走!「ロブスター」脚本家によるサイコスリラー「PITY」
2021年8月6日 17:00

「籠の中の乙女」「ロブスター」など、ヨルゴス・ランティモス作品を多く手掛け、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた脚本家、エフティミス・フィリップとギリシャの新鋭監督、バビス・マクリディスがタッグを組み、人間の本質を暴くサイコスリラー「PITY ある不幸な男」が10月8日公開される。
2018年サンダンス国際映画祭ワールドシネマドラマティックコンペティション部門でプレミア上映後、数々の映画祭に出品され、ラスト30分の衝撃が話題を呼んだ。悲しみに囚われた不幸な男がたどり着く不条理劇となっており、歪んだ男のエゴイズムを美しく、淡々と描く怪作だ。
一人息子と小綺麗な家に住み、健康で礼儀正しく、身だしなみも良い、一見何不自由ない弁護士の男性。しかし彼の妻は不慮の事故により昏睡状態に陥っている。彼の日々は妻を想ってベッドの隅で咽び泣き、取り乱すことから始まる。境遇を知り、毎朝ケーキを差し入れる隣人、割引をするクリーニング屋、気持ちに寄り添う秘書など同情心から親切になる周囲の人々。この出来事がもたらした悲しみはいつしか心の支えとなり、次第に依存してゆく。そんなある日、奇跡的に妻が目を覚まし、悲しみに暮れる日々に変化が訪れる。楽園を失った男はやがて自分自身を見失い、暴走する。
「PITY ある不幸な男」は、10月8日からヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテほか全国公開。
(C)2018 Neda Film, Madants, Faliro House
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