温泉街に刻まれる詩と血――永瀬正敏×窪田正孝「ファンシー」歪んだ三角関係おさめた予告
2019年12月24日 15:30

[映画.com ニュース] 永瀬正敏が主演し、窪田正孝と小西桜子が共演した映画「ファンシー」の予告編と新ビジュアルがお披露目された。彫師の郵便配達員、ロマンティストな詩人、そして詩人のファンの女性が織りなす、奇妙な三角関係を描く本作。映像には、郵便屋と詩人の穏やかな日常が、詩人の妻になりたいと迫るファンの存在や、ヤクザの抗争によって変質していくさまが不穏に切り取られている。
「レッド Red」で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞に輝いた漫画家・山本直樹氏による異色の短編作品「ファンシー」を実写映画化。約20年間の構想期間を経て、本作で長編デビューを飾る廣田正興監督がメガホンをとり、原作のストーリーとオリジナル要素を織り交ぜ、現実と幻想の狭間で揺れる男女3人をスリリングにあぶり出す。
永瀬がミステリアスな郵便配達員・鷹巣明役を担う。窪田は“南十字星ペンギン”というペンネームで雑誌に寄稿し、女子学生の絶大な支持を得ている若き詩人・ペンギン役。どこかペンギンと似た容姿で、空調で室内をキンキンに冷やし、氷風呂に身を浸すという生態までペンギンのような奇妙な男を体現する。小西がペンギンと文通を交わし、盲目的な愛情を向ける熱狂的なファン・月夜の星に扮する。そのほか、田口トモロヲが郵便局長で、風俗嬢を斡旋する射的屋でもある田中、宇崎竜童が鷹巣の失踪した父・竜男、深水元基が刺青を入れるためやってくる裏社会の男・新田、長谷川朝晴がヤクザの2代目組長・国広を演じた。
予告編は、奇妙な友情を育む鷹巣とペンギン、「妻として、先生をずっとお守りして差し上げるのが、私にとっての幸福なのです」と語りペンギンの家に強引に住みついてしまう夢見がちな月夜の星の姿を映し出す。しかし、「だってお前じゃ、どうしようもないじゃないか」という鷹巣の言葉を合図に、性的不能のため月夜の星と体を重ねることができないペンギン、欲望に駆られるまま激しい情事に突き進む鷹巣&月夜の星が切り取られ、行き場のない歪んだ三角関係が垣間見える。時を同じくして、町ではヤクザの抗争など血生臭い出来事が続発。激しい暴力の匂いが立ちこめるなか、「温泉街 人肌に刻まれる 詩と血」というコピーがぼんやりと浮かび上がっている。
「ファンシー」は、2020年2月7日から東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開。
(C)2019「ファンシー」製作委員会
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