「シャイニング」ダニー少年、続編「ドクター・スリープ」に期待
2019年6月21日 11:00

[映画.com ニュース] スティーブン・キング原作によるホラー映画の傑作「シャイニング」から約40年の歳月を経て、ついに実現したファン待望の続編「ドクター・スリープ」。先ごろUS版予告がお披露目されたのを受け、オリジナル版で今回の主人公ダニー・トランスの幼少期を演じた元子役のダニー・ロイド氏が、米ハリウッド・レポーターのインタビューで続編への期待を語った。
1980年にスタンリー・キューブリック監督、ジャック・ニコルソン主演で映画化された「シャイニング」では、冬季閉鎖中のリゾートホテルの管理人一家が、そこに巣食う悪霊たちによって次第に狂気の淵に沈んでいくさまが描かれた。キングがその続編として2013年に発表した同名小説を、マイク・フラナガン監督のメガホンで映画化する「ドクター・スリープ」では、惨劇から生き残ったジャック・トランスの息子ダニーの40年後の姿が描かれる。
ユアン・マクレガー演じる大人になったダニーが再び奇怪な現象に直面するさまに絡めながら、廊下で三輪車をこぐ幼き日のダニーやバスタブの老婆、血のエレベーターや不気味な双子の姉妹といった、映画「シャイニング」のアイコニックなシーンの数々が、呼び覚まされた忌まわしい記憶として映し出されるUS版予告について、「すごくよく出来た予告で、映画がますます楽しみになったよ」と興奮気味に感想を述べたロイド氏。そして、「キングの原作小説とキューブリックの映画版をどう盛り込むのか、ちょっと心配かつ興味津々だったんだけど、その両方にきちんと敬意を表した作品になっているようだしね」と安堵感をにじませた。
「シャイニング」の撮影時には5歳だったロイド氏は、俳優に厳しいことで知られるキューブリック監督の、子役の自分に対して見せた並々ならぬ優しさが今もなお心に残っているという。「怖がっているふりをするだけで、実際に怖い思いをしないで済むよう、とことん気を使ってくれた。シーンの内容によっては、撮影現場に入っちゃダメ、なんてこともあったくらいだ」と振り返る。
数本の映画、テレビシリーズに出演したのち俳優業を引退し、現在は大学教授として米ケンタッキー州のコミュニティ・カレッジで生物学を教えているロイド氏。生徒たちの気が散らないよう、自分が”あのダニー“だったという事実は伏せているが、それでも「シャイニング」ネタを持ち出す生徒は絶えないという。また、4児の父でもある彼は、同作をテレビやネット配信で見る度、子どもたちにイジられるそうで、「この間もNetflixであの映画を見ていた子どもたちに、『変な髪型』って散々バカにされたよ」と苦笑いで語った。
キングによる原作小説の愛読者であるだけでなく、成人したダニーを演じるマクレガーの大ファンでもあるというロイド氏は、「彼ならきっと素晴らしい演技をみせてくれるはず。映画が公開されたら、いの一番に見に行くよ」と期待を込めて宣言した。「ドクター・スリープ」は11月8日から全米公開。日本では今冬に全国公開される。
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