山本耕史「フワフワした気持ち」 異色作「エキストロ」で初の本人役
2019年4月20日 16:32

[映画.com ニュース] 「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」が行われている那覇市・琉球新報ホールで4月20日、主催の吉本興業と放送局がタッグを組んで製作する「TVディレクターズムービー」部門作品「エキストロ」(NHKエンタープライズ製作)が上映された。
数多くの時代劇が撮影されている茨城県つくばみらい市のロケ施設「ワープステーション江戸」を舞台に、市民エキストラたちの悲喜こもごもをドキュメンタリータッチで映し出し、映画製作の夢と“脇役”たちの人生をうたい上げる。上映後の舞台挨拶には、エキストラにして本作の主演を務める萩野谷幸三、共演する山本耕史と「吉本坂46」の三秋里歩、脚本を手がけた後藤ひろひと、村橋直樹監督が登壇した。
現在65歳の萩野谷は「生きているうちに、主演をやらせてもらえるなんて、生意気この上ない。ここにいる皆さんにも、お世話になりっぱなしで」と自身のエキストラ人生を振り返り、感無量の面持ち。本業は米農家だといい「今も夢見心地。この夢がさめないうちに、今年の米作りを頑張りたい」と会場の笑いを誘った。

劇中で本人役に挑んだ山本は「自分の役を演じるのは初めて。劇中劇をきっちり撮り、その外側のドラマも撮るという、経験したことがない現場だった」と回想。「完成した作品はとても不思議ですし、僕自身もフワフワした気持ち。映画のちょっとしたスパイスになっていれば」と話していた。また、元「NMB48」の三秋は「実はNMBに入る前は、映画のエキストラをしていた」と明かし、「むかしの自分を思い出し、初心に帰れた」と笑顔を見せた。
「今、皆さんがご覧になったのは、全部うそですからね! 真に受けないでください(笑)」と念を押した脚本の後藤は、「悪ふざけではないですが、ちょっと変わった手法でコメディを撮ってみた」と意図を説明。NHK職員で、大河ドラマの演出も手がける村橋監督は「普段はNHKで真面目にやっておりますが(笑)、きっとこの作品は、途中まで何を見せられているのか、わからなかったと思います。客席から、そんな雰囲気が伝わり『よしっ!』と思った」と実験的な作風に手応えを示していた。
「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」は21日まで開催される。
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