高畑勲監督は「目指すべき存在」、スペインの気鋭アニメ監督が最敬礼
2013年6月22日 15:04

[映画.com ニュース] 認知症を描いたスペインの長編アニメ「しわ」の初日舞台挨拶が6月22日、東京・新宿バルト9で行われ、メガホンをとったイグナシオ・フェレーラス監督と、本作を配給する三鷹の森ジブリ美術館の中島清文館長が登壇した。
同名のコミックを原作に、養護老人施設に入所した元銀行員の主人公・エミリオが、徐々に進行するアルツハイマーと向き合いながら、残された人生を謳歌する姿を温かみある手書きアニメーションで描く。かねて高畑勲監督の大ファンだといい、完成後にフェレーラス監督自身が「ぜひ見ていただきたい」とスタジオジブリに本作を持ちこんだことが縁となり、今回の配給が決定。「高畑監督は決して手が届くことはないが、私にとって目指すべき頂(いただき)にいる存在」と最敬礼だった。
具体的には「見ただけで、登場人物の人となりがわかる。演出面でも学ぶことが多く、特にストーリーボードが大きなカギになっている。言葉ではうまく説明できない、独特の映画的言語で物語が語られている」と分析。高畑監督と対面した際には、「アニメの新しい可能性を切り開いた」と本作を絶賛されたといい、「身に余る光栄。新しい可能性という言葉は、高畑監督にこそふさわしい。実際にお会いすると、偉大な監督であるのに、非常に親切で謙虚。私とも対等に接してくださった」とすっかりほれ直した様子だった。
三鷹の森ジブリ美術館が、スペイン映画を配給するのは今回が初めて。中島館長は「監督を前にこんなこと言うのは失礼だが、配給する側としては、どのように集客できるのか危ぶんだ」と述懐。それでも高畑監督の「この作品は日本の人に見てほしいですね」の一言で、配給が決定し「公開までに長い時間がかかったので、初日を迎えることができて非常に感無量です」と胸をなで下ろした。フェレーラス監督の次回作は未定ながら、「ぜひ、次回作もジブリ美術館で配給したい」(中島館長)、「ぜひお願いします」(フェレーラス監督)と約束を交わしていた。
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