伊原剛志、主演のブラジル映画で主演男優賞もいまだトロフィ届かず苦笑い
2012年7月21日 14:45
伊原は満場の拍手に迎えられ、「温かい拍手で、とてもうれしい」と感激の面持ち。だが、「少し(前夜の)酒が残っていますので、ゆるい感じで時間も適当に、(上映前に)皆さんが疲れない程度にお話ししたい」といきなりの“脱力宣言”だ。
その言葉通り、ブラジル・サンパウロ奥地にあるロケ地カンピーナスでは、毎晩のように共演の奥田瑛二らとピンガという現地の蒸留酒を飲んでいたエピソードからスタート。日本人キャスト5人、通訳3人のほかはすべてブラジル人という現場で、食事面などでは近くにある三菱の創始者・岩崎弥太郎氏の長男・久弥氏が創設し、小泉純一郎元首相も訪れたことのある東山農場の世話になったという。「農場に東京ドーム大の池があって、そこではピラニアが釣れるんです。白身でおいしかったですよ。僕は“心のオアシス”と記帳してきましたし、奥田さんは最後はそこに住んでいました」と語り、笑いを誘った。
第2次世界大戦後、情報が行き届かないブラジルの日系移民コミュニティで、勝利を信じ続けるグループと、敗戦を受け入れようとするグループの対立が引き起こした悲劇を描く史実に基づく人間ドラマ。オーディションを受けた時点ではこの事実を知らなかったそうで、「移民の歴史から勉強し始めました。僕も海外に行くと、日本が客観的に見られて好きになる。遠い場所ほど望郷の念が強くなって起きた悲劇だと思う」と振り返った。
同作はカナダ・モントリオール世界映画祭などに出品され、8月のブラジルを前に日本が世界初公開となる。今年3月のウルグアイの第15回プンタデルエステ国際では、伊原が日本人初となる主演男優賞を受賞。吉報はヴィセンテ・アモリンからメールで知らされたが、「いまだ手元にトロフィも盾もない。この前、監督が来日したときに持ってきてくれるのかと思ったらなかった」と苦笑いだ。
それでも、「どの国でも起こりうる普遍的な話なので、モントリオールでの拍手もすごかったし、どの国でも受け入れられると作品だと思う」と最後はきっちりと締めた伊原。最近は「愛と誠」で高校生に扮し、大ヒット中の「BRAVE HEARTS 海猿」にも出演するなど多様な顔を見せており、「仕事のチョイスとして同じことはしたくない。イメージがないというイメージを持ってもらいたいんです。これからも皆さんをいい意味で裏切る役者として成長していきたい」とさらなる意欲を語った。
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