「カインの末裔」の奥・渡辺コンビが更なる高みに到達した意欲作「USB」
2009年6月5日 12:00

[映画.com ニュース] 07年のベルリン国際映画祭で高い評価を受けた「カインの末裔」の監督・奥秀太郎と主演・渡辺一志が再びタッグを組んだ最新作「USB」(6月6日公開)。奥監督と渡辺に話を聞いた。
原子力発電所の臨界事故が原因で放射能に汚染された町に暮らす祐一郎(渡辺)は、医者だった父の跡を継ぐべく浪人生活を送っているが、うだつのあがらないギャンブルでかさんでしまった借金返済のため、ドラッグの売買や放射線科の治験を受けることになり……。
舞台の演出家としても活躍する奥と、映画監督・俳優として高い評価を受ける渡辺。2人の出会いを奥監督はこう語る。「僕のデビュー作『壊音/KAI-ON』と、渡辺君の監督デビュー作『19』の配給会社が同じで、いわゆる“レーベルメイト”ってやつです。実は自分にとっては『19』が師匠みたいなところがあって、こんなかっこいい映画があるんだと衝撃を受けたんです。渡辺君は監督だとは分かりながらも役者としてあまりに魅力的なので、今回もオファーさせていただきました」
桃井かおりや大杉漣など、豪華で個性的なキャストの面々に囲まれての主演は渡辺にとってプレッシャーではなかったのだろうか。「桃井さんと『役者が演技をしようとするほどみっともないことはない』って話してたんです。現場は和気あいあいでしたけど、(取材で)新潟に行った時、『これだけすごいキャストでどうしてあなたが主役なんですか?』と言われました(笑)」。映画については、「『カイン』はまず読み物として面白かったけど、『USB』は文字より映像となった方が面白いと直感しました。奥監督は、作品ごとに高いグレードへいける監督だなと思います」と盟友を称賛。
本編には、兵隊がドッグタグを付けるように、主人公が首からUSBメモリをぶら下げて治験へと向かうシーンがある。監督は、「最初は『桜の樹の下には』というタイトルだったのですが、大事な情報や思い入れのあるものが軽くあしらわれることなどの意をこめて、『Under the Sakura Blossom』で『USB』にしたんです」と、不思議なタイトルの秘密を教えてくれた。
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