ザ・ハリケーン

劇場公開日:2000年6月24日

解説・あらすじ

その驚異的な強さで“ハリケーン”の異名を持つボクサー、ルービン・カーター。1966年、彼は故郷パターソンで白人3人を殺害した容疑で逮捕され、終身刑を宣告される。無実を訴えて獄中で書いた自伝を出版し反響を呼ぶが、再審で再び有罪判決を受け、カーターの存在は次第に世間から忘れられていった。レズラ少年が古本市でカーターの本を見つけたのは、まさにそんな時だった。カーターの生きざまに胸を打たれたレズラは、その思いを手紙に託しカーターへ送る。

1999年製作/145分/アメリカ
原題または英題:The Hurricane
配給:ギャガ・ヒューマックス
劇場公開日:2000年6月24日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第57回 ゴールデングローブ賞(2000年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) デンゼル・ワシントン

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 ノーマン・ジュイソン
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映画評論

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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.0 【”自由を求める心は不滅。”今作は実際に起きた60年代の黒人差別を象徴する『ルービン・カーター事件』の実写化であり、彼の苦闘の30年をデンゼル・ワシントンが見事に演じた作品でもある。】

2026年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

■1963年。殺人罪に問われた黒人チャンピオンボクサー、ルービン・ハリケーン・カーター(デンゼル・ワシントン)は、人種偏見に満ちた裁判で終身刑を宣告される。屈せずに無罪を主張する彼は獄中で自伝を執筆する。その自伝に感銘を受けた少年レズラとの出会いを機に、カーターは連邦裁判所で最後の戦いに挑む決意をする。

◆感想

・序盤のボクシングシーンでの、デンゼル・ワシントンの鍛え抜かれた身体と、ボクシングシーンは、まずは見所の一つである。
 彼の名優は、バスケットの腕前はセミプロ並みだそうであるが、ボクシングシーンで、チャンピオンを猛ラッシュで1ラウンドで倒す姿が凄いのである。
 私は、事情があり(刑を犯した訳ではない。)一時期、ボクシングジムに通った事があるが故に、こんなキツイスポーツはないと思っているので、ボクサーを演じる俳優を尊崇の念で観てしまう癖があるのである。

・そこから、一転して、刑務所内のシーンに映ると、一気に”静”になるのだが、ハリケーンが孤独の中、幻聴を聞くシーンなども印象的である。
 看守の白人、ウィリアムスだけが彼を人間として扱う演出も良いのである。

・ハリケーンを陥れたレイシスト刑事”デラ・ベスカ”。架空の人物だそうであるが、1960年代の警察の象徴として描かれたのであろう。
 それに抗議する、ボブ・ディランの実際の演奏シーンも挟まれる。

・その後、少年レズラとの手紙の遣り取りと、彼を不遇から救い出したカナダのサム、テリー、リサが、同じくハリケーンの無実を信じ、独自捜査するシーンも良い。そして、えん罪の証拠を固めていくのである。
 コレマタ、実話という事に驚くとともに感動する。彼らは、わざわざカナダからアメリカに移住するのである。

■運命の連邦裁判所での裁判シーンで、裁判長にハリケーンが言った言葉も重いのである。そして、裁判長の無罪判決を満足そうに聞き立ち去るウィリアムスの姿を映す演出も良いのである。

<今作は実際に起きた60年代の黒人差別を象徴する『ルービン・カーター事件』の実写化であり、彼の苦闘の30年をデンゼル・ワシントンが見事に演じた作品でもある。>

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NOBU

3.0 見た。

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

3.0 可もなく不可もなく

2022年2月16日
iPhoneアプリから投稿

ボクサーだった黒人のルービンが、殺人事件の犯人として逮捕されたが、黒人差別による冤罪であった。
その後、服役中にルービンが書いた自叙伝をたまたまレズラが見つけ、友人とともにルービンの無罪を証明しようと動く、という実話に基づく話。

全体的に可もなく不可もなくという印象。
大きなどんでん返しなどもなく、淡々とした流れ。
見ていて不快になるところもないが、逆に大きく感動するところもない。

奥さんがいたはずだが、逮捕された後どうなったのか?
新たに見つけた証拠は検証なし?
最後の判決の後、冤罪を作り上げた人たちへの対処は?
ルービンの無罪を証明しようと動く人たちの邪魔をした人のその後は?
などの疑問が残る。

あと、レズラは同じ黒人としてルービンに共感するところがあったようだが、カナダ人の白人である友人がどういう流れでルービンに感銘を受けたのかが描かれておらず、レズラに連れられいきなり無罪を証明するのに参加している印象だった。

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た

未評価 人種差別

2021年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

とても実話とは思えない露骨な人種差別。黒人に生まれたというだけで差別され刑務所暮らし。1966年なんてそんなに大昔の話じゃない。なのに自由の国アメリカの称号を汚すような話。欧米の伝統的な人種差別の諸悪の根源である白人至上主義。

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HILO