ドナルド・サザーランド、チューリッヒ映画祭で栄誉賞!茶目っ気たっぷりに謝意
2018年10月4日 17:00

[映画.com ニュース] 現在開催中のチューリッヒ映画祭で、今年83歳を迎えた世界的名優ドナルド・サザーランドに栄誉賞(ライフタイム・アチーブメント・アワード)が贈られた。
この日、仏パリの病院から飛んできたというサザーランドは、杖を片手にしながらもかくしゃくとした様子で、舞台では茶目っ気たっぷりに「アチーブメント(達成)といえば、今朝パリの病院からここにやって来ることがアチーブメントだったね」と発言し、会場の笑いを誘った。また「65年前にわたしが舞台で演じたキャラクターにこういうセリフがあった。『僕はバージンでもないし、美しくもない。だから今夜はひとりで家に帰れる』。でも今夜は、こうした200人近いみなさんに祝福して頂いて、本当に幸せだ。俳優というのは常にパラノイアックな恐れを抱いているものだ。観客に、これはおまえがやるべき役じゃないって言われるのではないかとね。わたしも自分の名前が書いてあるのを見て、間違いじゃないかと思うことがよくある(笑)。だからわたしは(喜劇役者の)ジャック・ベニーの言葉をここで引用させてもらうよ。『わたしは賞に値しない。でもいま関節炎をわずらっていて、関節炎にも値しないと思っている』(笑)」とスピーチを締めくくり、大きな拍手を浴びた。

また、タイトなスケジュールにもかかわらず、古くからの友人でありハリウッドのスタジオ・エグゼクティブであるマイケル・バーカーを相手にマスター・クラスも開催。特に代表作である「M★A★S★H マッシュ」や「1900年」「カサノバ」などの思い出を語った。さらに小さな役でありながら話題をさらった「特攻大作戦」では、大先輩のリー・マービンから怒られたこと、ロバート・レッドフォードがアカデミー賞の作品賞と監督賞を受賞した「普通の人々」で父親役を演じた後は、なぜか1年ほど仕事が来なかったという驚きのエピソードなども披露した。
カナダ出身で、大学卒業後はイギリスに渡り演劇を学んだサザーランドは、ロバート・アルトマン、ジョン・スタージェス、ベルナルド・ベルトルッチ、ニコラス・ローグ、クリント・イーストウッド、ジョン・ランディス監督作など、欧米を股にかけ、さまざまなジャンルの映画に出演し評価を確立した名優。最近では「ハンガー・ゲーム」のスノー大統領役でもお馴染みだ。これまで多くの国際的な賞を受賞しながらもアカデミー賞だけは縁がなかったが、昨年オスカー栄誉賞を授与された。
彼はまた、縁の深い監督への感謝と愛情をこめて、彼らの名前を息子たちに命名したことでも知られている(ちなみにキーファーは、サザーランドが映画デビューを飾った「生ける屍の城」のワレン・キーファー監督から)。この日はふたりの息子、アンガスとローグ・サザーランドに見守られながらハレの舞台を後にした。(佐藤久理子)
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