【レビュー】ハン・ソロの真価を浮き彫りにする抑圧された者たちのサバイバル劇
2018年5月25日 02:00

[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロのオリジンを描いた新作「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」。シリーズ1作目にあたる「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」からエピソード8にあたる「スター・ウォーズ 最後ののジェダイ」までに登場した伝説やアイテムへリンクしながら、抑圧された者たちのサバイバル劇を通し、希代のアウトローの真価を浮き彫りにした。
物語はハン・ソロの故郷・惑星コレリアで幕を開ける。帝国軍の造船所として機能し、ギャングが牛耳る世界で、身寄りのないハンは同じ境遇の少女キーラと自由を切望する。外の世界への“切符”を盗み出すが、若き恋人たちはいともたやすく引き裂かれてしまう。ひとり自由を手に入れたハンは、キーラを助けに戻りたい一心で、帝国軍のパイロットを目指す。
3年後、帝国アカデミーを追放され、歩兵として戦場で泥まみれになっているハンが出会うのが、生涯の相棒となるチューバッカ。身体の自由を奪われ。協力し合って自由をもぎ取ったことから、一生ものの絆を築いていくさまは胸がすく。自由になったらかなえたかった夢よりも、自由をもたらしてくれた男との友情を選ぶ決断が、束縛からの解放がどれほど大きな意味を持つのかを示してくれる。
ハンが戦場で出会うもうひとりの重要人物、幾多の困難をかいくぐってきた強盗のベケットは、アウトローとしての生き抜き方をハンに伝授する一方で、借金でがんじがらめの状況から抜け出すチャンスに目をこらす。ベケットとの出会いは幼なじみのキーラとの再会へとつながるが、コレリアから脱出を果たした彼女は、「クリムゾン・ドーン」と呼ばれるシンジケートの一員となり、手首には烙印が刻まれ従属を強いられている。
ドロイドと生命体の平等を声高に叫ぶ女性型ドロイドに、帝国軍の資金源を断とうとする反乱分子たち。盲従にNOを突きつける彼らの戦いもまた、目に見えない圧力とそこからの解放という命題を印象付ける。
抑圧された者たちは自由と生き残りを天びんにかける。自由を望む者はリスクを顧みず、生き残りを望む者は裏切りもいとわない。大義や優しさが命取りになりかねない世界のサバイバル劇だからこそ、ハン・ソロの自信家で無鉄砲なアウトローとしての進化とともに、仲間思いで正義に手を貸さずにはいられない真価が浮き彫りになったといえよう。
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