ウルトラマンレオこと真夏竜、現在の特撮ヒーローに苦言「死ぬ気が足りない」
2015年11月4日 04:00

[映画.com ニュース] 「いかレスラー」「地球防衛未亡人」などの異色作で知られ、“バカ映画の巨匠”を自任する河崎実監督の最新作「アウターマン」の先行上映会が11月3日、都内で行われた。
「仮面ライダー」や戦隊シリーズ、「ウルトラマン」など現在の特撮ヒーロー作品に敬意を表した河崎監督だが、「キャラクター商品のために作っている。しかも、ヒーロー俳優はごく一部を除いて厳しい現実があると異論展開。その思いが製作に踏み切るきっかけとなり、50年間続いている国民的番組のヒーロー・アウターマンが、実は日本を洗脳する悪の宇宙人だったという逆転の発想にたどり着いた。
アウターマンを倒そうとする日本政府の要人を演じたのは、「ウルトラマンレオ」の「おゝとりゲン」役として子どもたちのヒーローとなった真夏竜。「河崎監督は面白い作品を作ると聞いていたので、きっと面白いんだろうなと思って断る選択肢はなかった。自分が出ているのを忘れて大笑いした」と満足げな表情を見せた。
ウルトラマンレオに抜てきされた際には、「訳も分からずに行ったら、ヒーローだからやったと思ったけれど、12月の撮影が海、1月が滝だったからやめようと思った」と述懐。その上で、現在のヒーローに足りないものを問われると、「死ぬ気。ケガをしても放っておくスタッフの無責任な目。今の若者は監督に『大丈夫?』って言われて、こんなに大事にされているんだと思うと不思議。ああ、だんだん腹が立ってきた」とぶちまけた。
ヒロインを務めた七海は、「撮影は短かったけれど、楽しくて河崎監督の世界に浸れました」と笑顔。河崎監督は、「僕が仮面ライダーやウルトラマンの監督をやることはないし、やろうと思っても断られる。だから、怪獣の方がいい場合もあるという深いところを分かりやすく描いた」と自信たっぷりにアピールした。
「アウターマン」は、ヒーローの仮面をかぶっていた悪の宇宙人アウターマンがひそかに地球侵略を開始し、かつてアウターマンを演じた俳優たちがシルビー星人とともに戦うハメになるパロディ満載の特撮作品。かつて戦隊シリーズに主演した塩谷瞬、古原靖久らが出演。12月5日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開される。
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