「M:i5」クリストファー・マッカリー監督、本作最大の魅力は「観客が一緒にミッションを経験できること」
2015年8月6日 13:05

[映画.com ニュース] トム・クルーズ主演の人気シリーズ最新作「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」のメガホンをとったクリストファー・マッカリー監督に、ワールドプレミアが開催されたオーストリア・ウィーンで話を聞いた。
「ユージュアル・サスぺクツ」(1995)でアカデミー賞脚本賞を受賞したマッカリー監督が、クルーズの主演作に携わるのは今回で4度目。「ワルキューレ」(08)では脚本・製作、「アウトロー」(13)では監督・脚本、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(14)では脚本を務めてきた。クルーズ自ら「僕のクリエイティブ・ブラザー」と絶大な信頼を寄せるマッカリー監督は、クルーズとの仕事を「それぞれの経験を持ち寄って、作品ごとに異なるアプローチをとっています。ですが、どの作品でもストーリーとキャラクターについて話し合い、意見を一致させました。それが最も大切なことなんです」と語る。
マッカリー監督が原案・脚本も手がけた本作では、クルーズ本人が挑んだ命がけのアクションが公開前から話題を呼んでいる。なかでも上空1500メートルを時速400キロメートルで飛行する軍用機の外側にしがみつくという超絶スタントは一歩間違えば大事故になりかねないが、クルーズの才能を信じてやまないマッカリー監督は「トムが落ちてしまうのではないかということよりも、鳥などがぶつかってこないかなど、不測の事態を心配していました」と述懐し、盟友への強い信頼をにじませる。逆に、本人がスタントを敢行するがゆえの苦労もあるといい、「映画では普通、危険なシーンはスタントマンを使用し、その顔が映らないように撮影しますが、今回はその逆でトム本人が演じていることを見せなければいけません。常にトムにカメラが向いているようにするのは難しかったです」と明かした。
クルーズの代名詞ともいえる同シリーズでは、1作目のブライアン・デ・パルマから、ジョン・ウー、J・J・エイブラムス、ブラッド・バードへとメガホンが引き継がれ、それぞれの監督が自分の個性を発揮してきた。マッカリー監督自身は、シリーズ最大の魅力を「映画の世界に入り込めること、観客が(クルーズ演じる主人公)イーサンと一緒にミッションを経験できること」だと語る。「イーサンは超人的なミッションをすべてこなしていきますが、スーパーヒーローではありません。様々なテクノロジーのおかげでミッションに真実味が生まれ、イーサンが本当に挑んでいると思えるのです」と考えているそうで、その上で「本作では、このシリーズに新たなチームワークをもたらせたと思います」と過去作との違いを強調する。「私は大好きなキャストたち、これまでの作品に出演したメンバーのビング・レイムス、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグに、トムと一緒に戻ってきてもらいました。そして新たにレベッカ・ファーガソンをイルサ役に起用しました。このキャラクターはIMFの人間ではないため、チームのために働くのではなく自分の目的のために戦うのです」と、シリーズ愛をちりばめた上で新たな物語を構築した、と語った。
「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」は、所属するIMFを壊滅に追い込まれたハントたちが、事態を引き起こした無国籍スパイ組織「シンジケート」の野望を食い止めようとするさまを描く。8月7日から全国公開。
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