野沢雅子、“分身”のアシュラ人形に大感激!「ベッドの脇に置いて寝る」
2012年9月29日 14:30

[映画.com ニュース] 有害図書として物議をかもしたジョージ秋山の漫画をアニメ映画化した「アシュラ」が9月29日、都内の劇場で封切られ、声優を務める野沢雅子、平田広明、主題歌を担当する小南泰葉、さとうけいいち監督が初日舞台挨拶に立った。
相次ぐ洪水や飢きんにより荒廃した室町時代の京都を舞台に、後に高僧となるアシュラの壮絶な少年時代を描く。生まれてすぐに親に捨てられたアシュラは、本能のまま時には人肉をも食らうケダモノとして孤独に生きていたが、美しい少女・若狭との出会いによって次第に人間性を帯びていく。野沢や平田のほか、北大路欣也、林原めぐみ、玄田哲章らベテラン声優陣がそろった。
アシュラを演じた野沢は、「いつもは気にしないけど今回はどれくらいお客さんが入っているか心配だった。すっごくうれしい!」と満席の会場に大喜び。また、「本が発禁になったと聞いたけどとんでもないこと。これが人間の底辺じゃないですか。平和なところに生まれちゃっているから失われがちだけど、世界中の赤ちゃんにいたるまで全員に見てほしい。私の中ではどのカットも大切で、見逃すことなく目を背けないでほしい。何年後かに何らかの形で残っているはず」と熱く訴えかけた。
平田も、「とにかく大人たちが本気で作った映画。洪水のシーンはずっと残っている。東北地方の津波はテレビで見ていただけだけど衝撃的だった。身近に経験した方々は直視できないような映像になっているけど、そういうところも目をそらしてはいけないんだなと思った」と感慨深げ。主題歌に抜擢された新人の小南は、「普通に生きていたら出会えなかったような方々とお仕事ができて本当に本当に光栄」と胸を張った。
さとう監督は、スペインのサン・セバスティアン国際映画祭で絶賛を受け、「スペインの方々にも生き方や命のありがたさなど、我々の気持ちが伝わったなって気がする」と感無量の面持ち。その感謝の気持ちを込め、世界に2つしかないという特製アシュラ人形を野沢と小南にプレゼントすると、野沢は「かわいい! 最高! 私の分身のかわいいかわいいアシュラ。ベッドの脇に置いて寝る!」と大感激していた。
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