キルギス映画「明りを灯す人」 東京理大で風力発電特別授業
2011年10月6日 12:08

[映画.com ニュース] 風車で村の電力をまかなうことを夢見る、ひとりの男の姿を描いたキルギス映画「明りを灯す人」の公開を記念し、10月5日、東京理科大学で特別公開授業「今だからこそ学びたい、大人が楽しめるエコ エネルギー授業」が開催された。
東日本大震災復興支援「つながる思いプロジェクト」を立ち上げ、全国で「自転車発電」や「省エネハウス実験」など、子どもにもわかる実験授業を行っている川村康文教授と学生が、現代社会の抱える問題の解決に総合的に取り組む、同校のグリーン&セーフティ研究センターの協力のもと、風力発電の仕組みなど、エコエネルギーについて講義。映画の背景、風力発電、環境問題などに関心を持つ、小学生から60代までの約60人が参加した。
旧ソ連から独立後、いまだ政治的、経済的に不安定なキルギス。本作では、美しく壮大な自然を背景に、電気工の主人公が電気の行き渡らない貧しい村の家庭のために、メーターを細工したり、風車を作って明りを届けようとする。川村教授は「こういう(主人公の)考え方は必要。タイムリーな映画」と評し、「大型の発電所は心強いが、より安全な発電を考えていかなければならない。自然エネルギーを活用して、身近なものにしていきたい」と語った。

公開授業では、参加者全員が竹ぐしやフィルムケース、段ボールなど身近な物を使い、騒音が少ない風車風力発電として知られる“サボニウス型風車”のミニチュアを作ったほか、学生が作成した大型の装置で、テレビやLED電球に実際に送電する実験を見学。自然エネルギーでの発電を目の前で体験し、参加者の間では日常生活の電気に対する考えなど、さまざまな感想や意見が飛び交っていた。
「明りを灯す人」は10月8日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
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