種田陽平が栗山千明を感動させたひと言とは?
2010年10月30日 15:19

[映画.com ニュース] 日本を代表する美術監督の種田陽平が10月29日、東京・六本木で開催中の第23回東京国際映画祭の特別企画「映画人の視点」に出席し、「映画人、種田陽平の世界」と題した2時間にわたるトークショーを行った。
今年で3回目を迎える同企画は、ひとりの映画人をピックアップし、その人物と造詣の深いゲストを招いたトークショーと代表作をオールナイトで特集上映する。第1弾には小泉今日子が登場し、第3弾にはアニメーション監督のりんたろうが登壇する予定。
この日は「不夜城」(1998)、「シルク」(05)、「キル・ビル」(03)の3本を上映。はじめに種田の代表作ともなった岩井俊二監督の「スワロウテイル」(1996)のプロデューサー陣を迎え、「僕のスタイルというより、とにかく夢中で岩井監督のやりたい無国籍な世界観を作った。後で見てそこに自分らしさを見つけられればいい」と熱いトークを展開。また、「名カメラマンの篠田昇さんが常に現場を引っ張ってくれた」と、多くの映画人に愛されながらも2004年に急死した故人を偲んだ。
海外からのゲストには「不夜城」のリー・チーガイ監督と、江口洋介出演の台湾ホラー映画「シルク」のスー・チャオピン監督が登場。この企画のためだけに来日したチーガイ監督は、「種田さんのセットのおかげで撮れたショットがたくさんあった。それまで香港では期待した70%の美術しか実現しなかったけど、種田さんは期待の200%を出してくれた。僕が使いこなせなくて悔しかったほど」と全幅の信頼を寄せた。また、チャオピン監督も種田を「天才!」と手放しで絶賛。当日参加がかなわなかった江口もビデオレターで「いつも台本でイメージしている以上のセットだった。イマジネーションの限界に挑む人」と敬意を表した。
さらに、種田が手がけた「死国」(98)で本格的な女優デビューを果たした栗山千明も来場。「セットに入ったとき、すごく興奮したのを覚えている。初めてに近いお芝居だったので美術に引っ張られる部分が大きかった。改めて雰囲気づくりも含めての美術なんだと実感した」と述懐。種田が「キル・ビル」でつくった見事な“青葉屋セット”を破壊するシーンでは、「私が『もったいない!』と言ったら、種田さんが『壊れて初めて成立するんだ』とおっしゃられた。あのときは感動してゾーっとした」と裏話を披露。現在も国内外問わず幅広い分野で活躍する種田は、「もっともっとアジア映画を作っていきたい。特に今、アジアの中で距離感がある。映画を作ることでそれを越えていきたい」と締めくくった。
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