スワロウテイル

ALLTIME BEST

劇場公開日:2026年9月4日

解説・あらすじ

岩井俊二監督が「Love Letter」に続いて手がけた長編第2作。架空の無国籍都市・円都で暮らす移民たちの物語を、独自の世界観で描き出す。

「円」が世界で一番強かった頃。日本にやって来た移民たちが街を「円都(イェンタウン)」と呼ぶ一方で、日本人はこの名前を忌み嫌い、移民たちを「円盗(イェンタウン)」と呼んで蔑んだ。母親を亡くした少女は、胸にアゲハ蝶のタトゥーを入れた娼婦グリコに引き取られ、アゲハと名付けられる。グリコは歌手を夢見て上海からやって来た「円盗」だった。アゲハはグリコの紹介で、彼女の恋人フェイホンや謎の男ランと出会い、ランが営むなんでも屋で働きはじめる。ある日、アゲハはグリコの客・須藤に襲われたところを元ボクサーのアーロウに助けられ、死んでしまった須藤の腹から1本のカセットテープを見つける。同じ頃、中国系マフィアのボスであるリャンキが、須藤とカセットテープの行方を追っていた。

小林武史が音楽を手がけ、劇中でChara演じるグリコがボーカルを務めるバンド「YEN TOWN BAND」の楽曲が実際にリリースされ大ヒットを記録。少女アゲハを伊藤歩、フェイホンを三上博史、リャンキを江口洋介が演じた。1996年の公開から30周年となる2026年、岩井俊二監修のもと4Kリマスター・Dolby Atoms化されてリバイバル公開。

1996年製作/148分/R15+/日本
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2026年9月4日

その他の公開日:1996年9月14日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第20回 日本アカデミー賞(1997年)

受賞

優秀作品賞  
優秀主演女優賞 Chara
優秀助演女優賞 伊藤歩
優秀撮影賞 篠田昇
優秀照明賞 中村裕樹
優秀美術賞 種田陽平
優秀録音賞 滝澤修
新人俳優賞 伊藤歩
話題賞 作品部門  
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映画レビュー

4.0 日本円が“世界最弱”の2026年にリバイバル上映される皮肉

2026年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

楽しい

「円が世界で一番強かった頃」と冒頭で語られる岩井俊二監督の長編第2作「スワロウテイル」が公開されたのは1996年9月。一般に日本のバブル経済期は1986年~1991年頃とされていて、当時は確かに円高が急激に進み、日本企業がニューヨークの高層ビルを購入したり、ソニーが老舗映画会社コロンビアを買収したりするなど円が強いイメージがあった。ただしその裏でじわじわと進行し、のちのバブル崩壊後に表面化する経済格差の拡大を、原作・脚本を手がけた岩井監督は90年代初頭の時点で感じ取り、東京都心と移民街イェンタウンの対比で描いてみせた。

そんな「スワロウテイル」が、公開30周年にあわせて4Kリマスター・Dolby Atoms化されてリバイバル公開。2026年は円の実質実効為替レートが過去最低水準となり、米経済研究所から「円はトルコリラをも下回る世界最弱通貨になった」と指摘されたことも報じられていて、なんとも皮肉な巡り合わせだ。

4Kリマスタリングによって映像は細部が鮮明になり見やすくなったものの、舞台の中心は貧民街然としたイェンタウンやゴミでいっぱいの埋め立て地のため、高精細化が活きる美麗な映像が少ないのがもったいない気も。それでも、俳優陣がアップになった際の肌の質感、光と影の繊細なグラデーションなどは確実に向上している。

音響面ではDolby Atoms化が謳われていて、作業の詳細は不明ながら、立体音響へのチャンネル分離だけでなく、特に演奏シーンでの音質改善も施されたように感じた。ただし気になったのは、楽曲によって各楽器の分離度に差があるように思われること。推測だが、元のマスター音源が、演奏シーンの撮影と同時に録音した曲は機材の都合で2トラックなど少ないトラック数で、撮影とは別にスタジオ録音したものはマルチトラックで残っていたのではないか。一般的な傾向として、マルチトラックの音源が残っていれば各楽器パートごとに整音して高音質化しやすいが、各楽器の音がすでにミックスされた状態の音源からだと音質改善に限りがある。とはいえ、高音質化が絶対的に正解とは言えないのも面白いところで、各楽器のサウンドが分離された曲は聴きやすくなっている一方、分離が少なくごちゃっと一体のままのバンドサウンドはドライヴ感やグルーヴ感が保たれているようにも思えた。

ただまあ、岩井監督が音楽好きなのは明白だが、好き過ぎて演奏シーンを短くできなかったのかなとも思う。「マイ・ウェイ」のフルコーラスなんて、映画全体の構成で考えたら冗長かなと。

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高森郁哉

5.0 疑問点がいっぱいの邦画。

2026年9月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 1件)
ナイン・わんわん

2.5 ローリー寺西さん出てた。洞口依子さんも。

2026年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

タイトルは聞いたことがあったんだけど、観たことはなかった。
見逃した名作かもと思い鑑賞した。

エンターテイメントというよりは、芸術作品なんだろうな、、、
私には合わなかったです。

見たことがないような映像、シチュエーションで、イケてる映像作品を作ろうとしたんだろうけど、理解できなかった。
とにかく画面が揺れすぎて、ドアップのシーンも画面揺らすから、
目が付いていかなくて、頭がクラクラしてしまった。

主人公は誰だったんだろう??
そういう観点で見る映画じゃないのかな?

1時間くらいで出ようかとおもったけど、後半に何かあるのかも、
と思い粘ったら2時間30分ある映画だった。長すぎる。
オシャレなビデオなら1時間30分でよかったと思う。

江口洋介が、老けないな~と思った。

チャラがマイウェイ歌うところは、本当にその場のノリでリアルに本人に歌わせたっぽい感じで、MV撮影の舞台裏みたいな雰囲気でちょっと異質だった。

全体としてのメッセージが何だったのか、ちょっと分からなかった。

父代わり?の黒人にボクシングを教わったおかげで、絡まれた時にチンピラを一発ノックアウトするシーン、そこだけ笑えた。
あとは、ずっと???だったな。

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カバ丸

4.0 えっやだ血なまぐさい・・・

2026年9月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2026年劇場鑑賞242本目。
エンドロール後映像無し。

未見ですが、初週に観れなかったので観れなきゃ観れないで配信で観るか、でも観ないんだろうなぁと思いましたが、時間合ったので鑑賞。

岩井俊二監督作品ってなんか霧のかかったようなおしゃれ映画というイメージで、あんまり食指が動かなかったのですが、三池崇史監督作品かと思うくらい血みどろな映画でした。
ヤクザ系が絡む時点で後はどこまで欲張ってバレちゃうかという所もあるのですが、なんかもう最初から詰んでたのでちょっとかわいそうでした。そもそもやらなきゃよかったのか。
渡部篤郎と山口智子だけなんか別の時空の人な気が・・・。

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ガゾーサ