32歳の若手・林田賢太監督が死去。公開中のデビュー作が遺作に
2008年11月11日 12:00

[映画.com ニュース] 劇場映画デビュー作「ブリュレ」が東京・渋谷ユーロスペースで公開中の映画監督、林田賢太氏が11月1日、32歳で急逝した。
「ブリュレ」は先月25日に封切られ、林田監督は満員となった公開初日に安堵し、「劇場に毎日顔を出す」と語っていたが姿を見せなくなり、心配したスタッフが林田監督の映画製作会社シネバイタルの事務所を5日朝に訪れたところ、死亡しているところが発見された。死因は病気とのことだが、詳細は発表されていない。
林田監督は1976年大阪府吹田市生まれ。日本映画学校在学中に監督した「東京フリーマーケット」が第4回インディーズ・ムービーフェスティバルでグランプリを受賞し、卒業後は脚本家・池端俊策氏のアシスタントに。映画製作会社シネバイタルを主宰し、映像コンテンツや番組制作等に携わってきた。
映画「ブリュレ」は、一卵性双生児の姉妹が繰り広げる近親愛の物語で、本作が映画初出演となる本当の一卵性双生児の中村梨香、中村美香が主演している。林田監督は本作に続き、監督第2作で戦時下の広島の少女たちを描く作品を準備中だったというが、デビュー作の「ブリュレ」が遺作となってしまった。
ユーロスペースでは14日まで同作を上映。同日の18時半から21時まで、ユーロスペース1Fのカフェ「Prologue」にて、林田監督の“映画葬”と銘打ったお別れ会が催される(会費1人3000円)。
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