自転車泥棒

ALLTIME BEST

劇場公開日:1950年9月8日

解説・あらすじ

ビットリオ・デ・シーカ監督によるネオレアリズモの代表的名作。盗まれた自転車を取り戻すべく奔走する父子の姿を通し、戦後の貧困にあえぐイタリア社会をリアルかつ悲哀に満ちたタッチで描き出す。第2次世界大戦後のローマ。不況により長らく失業していたアントニオは、職業安定所の紹介でポスター貼りの仕事を得る。仕事に必要な自転車を質屋から請け出すため、彼は妻の嫁入り道具であるシーツを質に入れる。街に出てポスター貼りに精を出すアントニオだったが、少し目を離した隙に大切な自転車を盗まれてしまう。警察に訴えても相手にされず、6歳の息子ブルーノを連れて自転車を探し歩くが……。キャストには演技経験のない市井の人々を起用。1950年・第22回アカデミー賞で特別賞を受賞した。

1948年製作/88分/イタリア
原題または英題:Ladri di biciclette
配給:イタリフィルム、松竹
劇場公開日:1950年9月8日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第7回 ゴールデングローブ賞(1950年)

受賞

最優秀外国語映画賞  
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映画レビュー

3.5 不幸の連鎖から目を逸させない。

2024年8月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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すっかん

4.0 惨めな姿を息子にみられる哀しさ

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

悲しい

ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品で、第2次世界大戦後のイタリアで誕生したネオレアリズモ 映画の代表作。

不条理な物語だった。
弱者はより弱い立場におかれ、抵抗しようとしてもすぐ報復にあう様がとても悲しくなってしまった。

あらすじ
失業労働者のアントニオは、2年ぶりに役所のポスター貼りの仕事を得る。しかしこの仕事では、自転車が必要であると言われる。そのため彼の妻のマリアは嫁入り道具のベッドシーツを質屋に入れ、同じく質屋に入れてあった自転車を取り返す。意気揚々のアントニオ。息子のブルーノも自転車を拭いてあげる。マリアに制服帽子を詰めてもらって、いざ初出勤。
ポスター貼りを教えられ、一人で作業をする。すると、いきなり自転車を盗まれる。慌てて追いかけるが、意気消沈のアントニオ。警察も盗難届を受理するだけで他人事のよう。
アントニオは次の日友人と息子と共に盗まれた自転車を探しいく。
マーケットにいってもみつからず、盗んだ男と会話をしていた老人も協力的でない。老人が向かった教会では、必死のあまりミサで騒いだりと、神に背く行為をしてしまう。ようやく盗んだ男をみつけるが、彼の家には自転車はなく、逆に住人に冤罪を働いたと袋叩きにあう。
自転車は取り戻すことができず絶望的なアントニオ。遂に路上にあった自転車を盗んでしまう。しかし悪事はすぐにばれ、人々に取り押さえられる。ブルーノがいるからと釈放されるが、息子に惨めな姿をみられ、とぼとぼと帰路につく。
おしまい

最後の自転車を盗むシーンでアントニオは、盗むことをブルーノにみられないように、ブルーノを電車で帰るように促す。しかしブルーノは引き返し、結果的にアントニオが取り押さえられるのをみてしまう。それがアントニオが警察に連行されるのを防ぐのだが、惨めな姿を息子にみられることは父として一番嫌な出来事だと思う。

映画製作についてだが、アントニオは職業俳優ではなく、素人で失業した電気工であり、ブルーノは監督が街で見つけ出した子どもとのこと。これを知ったのは、鑑賞後なのだが、違和感全くなかった。違和感なかったのも、ほぼ全編ロケーション撮影で、ドキュメンタリー的撮影手法で取られていたからだろう。(wikipedia参照)

戦後の市民の貧困という現実を眼差し、問題として俎上に載せた作品だと思うので、観ることができてよかった。
ネオレアリズモ作品もっとみなくては。

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まぬままおま

3.5 少年の存在が唯一の救いか?

2026年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

親子で自転車泥棒をする話かと思ったら全く違った。泥棒される側だった。
貧しさのどん底から這い上がるために折角手に入れた自転車を泥棒される。
どん底で見つけた一つの光が全く消えてしまった。
その光を見つけ出すのに必死でようやくたどり着くもどうしようもできなかった。
挙げ句の果てに今度は自分が自転車泥棒になるのだが悲しいかな捕まってしまう。
取り押さえられた所を息子にまで観られてしまう。
最悪やね。
ただ、息子のおかげで警察には行かなくて済む。とぼとぼ二人で歩いて家路につく姿はもの悲しい限りだ。
映画は個々で終っていたのでなんでここで終わり?
何が言いたかったん?
イタリアの貧困な生活者達の大変さだけは伝わってきたけれど・・・
日本もこの頃は同じような境遇の中で皆生活してたんやなと想像できた。
きっと今以上に泥棒も多かったやろな。
戦争映画ではないけれど今の平和な世の中に感謝したいと思った。

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♪エルトン シン

3.0 何十年か振りに観たら

2026年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

レストランに食事をしに行く場面が切なかった

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Heisenberg