ミックスモダン

劇場公開日:2026年2月7日

ミックスモダン

解説・あらすじ

罪を犯すことでしか自分を感じられなかった少年が、お好み焼き屋を営む夫婦との出会いを通して生きる意味を見つめていく姿を描いたヒューマンドラマ。「あの夏、いちばん静かな海。」などに俳優として出演した藤原稔三が監督・脚本を手がけ、2025年・第75回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品された。

お好み焼き屋を営む木内博之と園子の夫婦は、元受刑者や少年院出身者を雇用し社会復帰の手助けをしているが、1年前に元従業員が事件を起こして以来、SNSでの誹謗中傷に悩まされていた。少年院での面接で18歳の西村勇人と出会った木内夫妻は、「人生をやり直したい」と訴える彼を新入社員として採用する。勇人は真面目に働きはじめるが、ある出来事をきっかけに再び昔の仲間と連絡を取るようになり、クラブで出会ったダンサーのユキハに強くひかれていく。

実際に刑務所や少年院出身者の雇用支援を行う大阪のお好み焼き店をはじめ多様な現場で取材を重ね、藤原監督自身の経験も盛り込みながら脚本を執筆。本作が初主演となる井戸大輝が勇人役、藤原監督が博之役、「審判」の常石梨乃が園子役を務め、藤田朋子、川平慈英が共演。

2024年製作/106分/PG12/日本
配給:KODARU
劇場公開日:2026年2月7日

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映画レビュー

5.0 驚くほど優しすぎて泣ける

2026年1月28日
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泣ける

知的

犯罪を犯した人を引き受ける人がいることは知っていたけれど、こんなに大変だとは知らなかった。自分にできるだろうかと思うとできない。他人ではなく本当に「我が子」のように接するのだ。親の愛情を欲しがっている子ども。子への無限の愛を与えたがっている親。親はただただ子どもがどれほど愚かでも見守る。愛する。この単純で誰もができると思っている奇跡みたいなことは難しい。
勇人が子どもの頃から渇くほど欲しがっていたものをお好み焼きの店長と奥さんは与えた。
自分の子供だと思えばよくある話なのかもしれない。けど他人だ。しかも大きくなった、他人だ。そこにこの作品の根底に流れる愛の深さが滲む。
良作であり、鑑賞後の余韻がいい。

こういう活動は自分には無理だとわかっている。けれど泣き腫らした目で帰りにスマホで「受刑者 雇用」と調べる自分がいた。まだ見ぬ誰かの孤独のことを考える。行きと同じうるさいはずの電車の音は帰りは聞こえない。邦画の良さが体に沁みる。
希望と愛が満ちる。
いい映画です。

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もえぎの

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