カンバーバッチ、実話を題材にしたサスペンス映画に出演
2026年2月7日 15:00

「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」や「ドクター・ストレンジ」で知られるベネディクト・カンバーバッチが、サスペンス映画「ラスト・フライト(原題)」に主演することがわかった。イラクやアフガニスタンで迫害された人々の国外脱出を支援した実在の米国人を描く作品で、米デッドラインが独占で報じている。
脚本を手がけたのは、カンバーバッチが演じるモデルでもあるカーク・ウォレス・ジョンソンだ。ジョンソンは元USAID(米国国際開発庁)のコーディネーターで、イラク・ファルージャの復興支援に従事した人物である。帰国後、米軍に協力したために武装勢力から命を狙われるようになったイラク人を米国に再定住させる非営利団体「リスト・プロジェクト」を創設。テッド・ケネディ上院議員と連携し、イラク人やアフガニスタン人のための特別移民ビザ制度の設立にも尽力した。
映画は20年に及ぶ戦争の最後の数日間を舞台に、家族の命を守るためにアフガニスタンからの脱出を図る若いアフガニスタン人男性アリと、7000マイル離れた米国から彼を救おうとするジョンソンの姿を描く。
監督を務めるのは、「アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物」で英国アカデミー賞新人賞を受賞した英国・イラン系のババク・アンバリだ。アンバリは「この物語は個人的に深い意味がある。私はこの地域の出身であり、『ラスト・フライト』の背景にあるものは、自分にとって身近で切実なものだ」と語っている。
製作はカンバーバッチが設立したサニーマーチとトゥー&トゥーが手がけ、カンバーバッチ自身も製作総指揮を務める。プロタゴニスト・ピクチャーズが、ベルリン国際映画祭のマーケット部門であるEFM(ヨーロピアン・フィルム・マーケット)で各国のバイヤーに作品を紹介する予定だ。撮影は2026年5月に英国、モロッコ、ヨルダンで開始される見込みとなっている。
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