「空母いぶき」ヒット目指し出航、西島秀俊は原作者からの手紙に「感無量」
2019年5月24日 17:06

[映画.com ニュース] かわぐちかいじ氏の人気コミックを実写映画化した海洋アクション「空母いぶき」が5月24日、全国331スクリーンで封切られ、西島秀俊、佐々木蔵之介、本田翼、市原隼人、深川麻衣、藤竜也と若松節朗監督が初日舞台挨拶を東京・TOHOシネマズ日比谷で行った。
歴史上初となる自衛隊の防衛出動をめぐる24時間の攻防を描く内容なだけに、空母いぶき艦長役の西島は「かわぐち先生の原作はスケールがとにかく大きくて、テーマが深い。映画化は相当難しく、企画の段階から高いハードルがたくさんあった」と述懐。その上で「自衛官の方にたくさん話を聞くこともできたし、事前の準備をたくさんした。オールスタッフ、キャストが魂を込めて撮影したので、公開されてうれしい気持ちでいっぱいです」と語った。
公開に際して寄せられた、かわぐち氏の手紙も読み上げられた。「製作陣の意志は、自衛隊を国防という本来の任務で、日本で初めて描くんだという強い思いだったと想像します。映像にみなぎる緊迫感は、国防という重要な問題を正面から描いている迫力です。原作者としてその映像に接することができ、これ以上の本望はありません」。
西島は、「感無量です」と万感の表情。そして、「この作品に関わって、改めて今、自分が平和に毎日楽しく過ごしていられるのは、守ってくれる人がいるからだと実感した。見終わって、今の平和の大切さ、かけがえのなさを感じてくれたらうれしい」と真摯に語りかけた。
一方、副長役の佐々木も「かわぐち先生は怖さを大切にしていて、それを感じてほしいとおっしゃっていた。正直、僕もひるみました。でも、この船に乗って良かった。拍手で迎えられ、報われた気持ちになります」と満足げ。いぶきに乗り込む記者役で、映画オリジナルのキャラクターの本田は「私が映画に出ていることの意味、自分の役割を見つけてやり通さなければいけないと思いながら演じました」と振り返った。
関係者によれば、興収10億円突破が見込める出足だそうだが、若松監督は「まだ、ちょっと足りない。戦争を借りてはいるが、その先に見据えているものは平和。もっと多くの人に見てもらいたい」とアピール。藤が、「僕は150本くらい映画に出ているけれど、ヒット作に出たのは6本くらい。ヒットの幸せを味わってみたいなあ」と話し、登壇者や客席の笑いを誘っていた。
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