「GONIN」石井隆監督を好きすぎる竹中直人、本木雅弘に出演を猛プッシュしていた
2016年1月25日 19:30

[映画.com ニュース] 人気バイオレンスアクション「GONIN」(1995)と続編「GONIN サーガ」(15)の2本立て上映が、1月29日まで東京・キネカ大森で開催中だ。23日の初日にはトークショーが開催され、石井隆監督と両作に出演した竹中直人が登壇した。
石井監督と竹中は、初監督作「天使のはらわた 赤い眩暈」(88)から「GONIN サーガ」まで、多くの作品でタッグを組んでいるが、「男だけの映画を撮ることを竹中さんに勧められ、すぐに『GONIN』のストーリーが出来上がりました」と同シリーズが竹中の助言によるものだと明かす。
一方の竹中は、漫画家としても活躍する石井監督の作品を中学生のときに読んだのが最初の出会いだったそうで、「天使のはらわた 赤い眩暈」の撮影を振り返る。「石井隆監督のデビュー作はいろいろなことが起きた、大変な現場でした。当時自分は34歳、どうせ僕なんかといじけている監督がせつなくて愛おしくて、ずっとこの監督と一緒に仕事ができたらいいなと思い今に至ります。『GONIN』は、男だけの映画が実現して夢のような現場でした。まさか『GONIN サーガ』という形で、続編が作られるとは思っていなかったのでびっくりしました。なんだかんだいじける監督ですが、ずっと映画を撮っているじゃん! もう大好きですね」とあふれんばかりの愛を語った。
竹中の“監督愛”はこれにとどまらず、「俺は役作りに興味がなく、ノリ一発の人なので、役について分析したことはないんです。俺は何もわからないまま演じて、監督のことしか見ていない。俺は石井隆が大好きで、石井さんがまた映画を撮るっている理由だけで、ただ現場にいた」と熱っぽく続ける。「GONIN」のキャスティングに関しても「(オファーを受けた)同じ事務所の本木(雅弘)くんに、石井隆という独特だけど素晴らしい監督がいるって説得しました」と俳優の枠を飛び越えてアシストしていたと明かした。
石井監督は「役者さんが決まるとすぐに出演作を見たり、会って話をして、その役者さんの個性をつかみ、台本を書き直す。役者さんに躍動してほしい、そして役者さんが抱えるファンの方に喜んでもらいたいという気持ちがあります」と持論を展開。会場のファンはその言葉ひとつひとつに聞き入っていた。
「GONIN サーガ」は、第1作の19年後、暴力団・五誠会系大越組の若頭である父を失った息子・勇人(東出昌大)ら組員の子どもたちが、復しゅうに出るさまを描く。ブルーレイ&DVDは3月25日発売(レンタル開始は4月2日)。「GONIN」「GONIN サーガ」(15)の2本立て上映は1月29日まで開催中。
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