反イルカ漁映画「ザ・コーヴ」東京公開が中止に
2010年6月3日 23:46

[映画.com ニュース] 第82回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ザ・コーヴ」の東京での公開が急きょ中止になった。配給のアンプラグドによれば、度重なる抗議の電話が劇場にあったこと、市民団体の抗議による街宣活動がメイン館となる東京・シアターN渋谷宛てに行われたことが上映中止の理由だという。
和歌山県太地町でのイルカ漁を撮影した同作は、「イルカ救済のスペシャリスト」で1960年代のドラマ「わんぱくフリッパー」に出演したリチャード・オバリーが案内役を務めている。立ち入り禁止区域に入ったり、リモコン飛行機で隠し撮りしたとして地元からは猛反発を受けていた。
アンプラグドの加藤武史代表は、「『ザ・コーヴ』は決して反日映画ではありません。映画の内容について深く建設的な議論をすることが必要であると考えています。日本を舞台に描かれた映画を日本の映画館で見る機会が失われることを残念に思います」とコメントを寄せた。
同社は今後、同館以外の上映館との協議を進めていく。また、オバリーの来日が予定されていたが、当初の通り6月8日から滞在することが決まっている。
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