トムの意志と肉体、マッカリーの重厚な筆運びが際立つ
誰が呼んだか集大成。その言葉通りの味わいを持つ仕上がりだ。序盤はやや説明に時間を取られる部分もある。が、そこで抑制されたうねりが緩急よく弾けるように硬派なドラマとアクションが展開し、トムの強靭な肉体が舞い、チームやその他の面々が絶妙な間合いで個性を彩る。構成も派手さを捨て上質さを極め、かつて『ユージュアル・サスペクツ』の脚本家として世に知られたマッカリー監督らしく、(やりすぎない程度に)シリ... 続きを見る
日本視点が欠如した原爆を生み出した男の光と影
今年のアメリカアカデミー賞で作品賞を受賞した話題作。原爆の父と言われる主人公オッペンハイマーの光と影の軌跡を重厚に描いた人間ドラマ。ストーリー展開は難解ではあるが作品全体から熱気を感じる力作である。
舞台は第二次世界大戦中のアメリカ。戦争の大勢は決していたが、ドイツなどとの核開発競争に躍起になっていたアメリカは、マンハッタン計画の原爆開発プロジェクトリーダーに主人公を任命する。しかし、主人... 続きを見る
対立する猛者たちが豪華絢爛すぎ笑
楽しくて面白い大傑作でした。緊張感あふれる戦いがあると思えば、頬が緩んで大笑いしてしまうシーンがあったりと、その緩急や振幅の柔軟さは、絶妙の魅力を醸し出していました。最初アイヌ人アシリバ役の山田杏奈がちょっぴり幼く見えましたが、それを覆すほどのしっかりした演技が、観るものを惹きつけていました。笑いのツボはアシリバが味噌をウンチと誤解しているところでした。そのシーンはかなりくどいほど繰り返され... 続きを見る
鬼太郎の存在こそ希望
メチャクチャ面白い。日本の近現代の暗部をくりぬいて濃縮して見せるようなすごい内容だった。閉鎖的な村の相続争いに、会社員として立身出世の野望を持つ水木が巻き込まれていく中で、鬼太郎の父と出会い、村の恐ろしい秘密に直面する。太平洋戦争の南方で生き残った水木は、せっかく生き残ったのだからとサラリーマンとしての野心を持つ。戦争は経済競争に形を変えて続いている。そして、戦後におざなりにされていた戦争の... 続きを見る
「歌」が全面に出ていた前2作品とは異なり、勢いで物語を展開させるのではなく「3.11」というリアルに向き合う意欲作。
「君の名は。」と「天気の子」の新海誠監督作品に共通する独特な特徴に、月刊オカルト情報誌「ムー」の登場シーンがあります。 確かに、2作品とも超常現象的なものが題材となっています。
そして、本作では、「地震」をオカルト的な捉え方で表現しています。
オカルト情報誌「ムー」のような発想をPOPなアニメーション映画として「エンターテインメント作品」に仕上げる、というのは容易いわけではなく、独自性のある... 続きを見る
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