救いたい

劇場公開日:2014年11月22日

救いたい

解説・あらすじ

東日本大震災の被災地で暮らす人々が、それぞれの苦悩を抱えながらも前向きに生きようとする姿を、鈴木京香扮する女性麻酔科医の視点から描いたヒューマンドラマ。国立病院機構仙台医療センターの麻酔科医長・川村隆枝が自身の体験をつづった本「心配ご無用 手術室には守護神がいる」を原作に、「ハチ公物語」などの名匠・神山征二郎がメガホンをとった。仙台医療センターに勤める優秀な麻酔科医・隆子は、仙台市街で個人医院を営む夫・貞一と仲むつまじく暮らしていた。2011年3月11日、東日本大震災が発生すると、貞一は医院を無期限休診し、被災地に診療所を立ちあげる。隆子は自身も医師として多忙な毎日を送りながら、貞一を妻として支えていく。

2014年製作/110分/G/日本
配給:AMGエンタテインメント
劇場公開日:2014年11月22日

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(C)2014「救いたい」製作委員会

映画レビュー

3.0 実は、深い深い夫婦愛の物語

2026年2月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

…だったのではないかと思いました。
評論子は。本作を観終わって。
本作の作品解説は、例えば「麻酔科医として患者を懸命に守り、また地域医療に奔走する夫を支える女性を通し、東日本大震災からの復興に向けひたむきに生きる人々を描いたヒューマンドラマ」(MovieWalkerのウェブサイト)といったところが通り相場のようですけれども。

有能な麻酔科医である前に、妻でもあらなければならないのではないかと苦悩する隆子の苦悩を真正面から受け止めることができるのは、おそらくは(お互いが医師として)いま目の前にいる患者を「救いたい」という想いを共有しているからなのだろうと受け止
めました。評論子は。

その地方に勤務する医師の著作を原作本としている故か、東北(仙台)が舞台で、そして、そこを舞台に据えている故に、本作も3.11を抜きにしては語ることができないのかも知れませんけれども。

しかし、本作のレイシオ・デシデンダイ(裁判例で核心的な判示とされる事項=当該の裁判例のエッセンスとも言うべき部分)は3.11にあるのではなく、3.11という艱難辛苦を背景に浮き彫りになる、貞一・隆子の夫婦愛の厚さにあったたのだろうと思いました。
(飽くまでも「いちレヒュアー」としての、評論子の受け止めてとしては。

その意味では、観終わって、なかなか味わいの深い佳作だったと思います。
評論子は。

〈映画のことば〉
「いくら俺の女房だからといって、俺の女房の悪口を言う奴は許さんぞ。」

(追記)
それにしても、本作で光るのは、夫としての貞一の包容力の厚さ、深さということではなかったでしょうか。

そして、同性の男性である評論子の目から見ても、昨今、こんなに包容力のある夫は、そうそうにはお目にかからないようにも、評論子には思われます。
(もちろん、評論子自身を省みても。)

隆子が、思わす夫の貞一にキスを迫ったのも、その厚い貞一の包容力に気圧(けお)されてのことだったのだろうとも、評論子は理解しました。

この点、是非とも女性レビュアーのご意見も、評論子的には伺いたいところてす。
察するに、奥さん目線から見ても、こんなに包容力の厚い夫は素敵なのではないでしょうか。

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talkie

2.0 観る方も辛い映画

2023年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeoonza

3.5 あの津波さえ無かったら

2022年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

鈴木京香扮する麻酔科医川島隆子は、子供を持てないまま被災地で病院を開業した三浦友和扮する川島貞一と暮らしていた。

東北を襲った大震災の3年後あたりの麻酔科医に焦点を当てた物語。あの津波さえ無かったら幸せな新婚生活を送っていただろうに、あの津波さえ無かったら父親を亡くす事はなかったろうにと心の傷が癒えないまま暮らす人々。地震によるショックから 何とか立ち上がろうとする宮城県の人々の姿が痛いね。

それにしても鈴木京香主演作だからか、藤村志保や津川雅彦、宅麻伸など脇が重厚だったな。

主題歌の小田和正「その日が来るまで」は初めて聴いたけど、染みるいい歌だったよ。

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重

2.0 理想事ではなく、被災者と被災地は今も復興の道を歩んでいる

2019年3月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

東日本大震災後の仙台を舞台にした人間ドラマ。
医療センターで麻酔科医として働く妻と、震災後被災地で開業医を始めた夫。
医療に携わる夫婦を軸に語られるが、周囲の人間模様こそ印象的。
妻の後輩の若い麻酔科医。震災で父を亡くしたショックから立ち直れない。
夫の助手の看護師。震災で夫を亡くし、義母と二人暮らし。義母の前で悲しみから号泣するシーンは中越典子の演技も相まって、本作で最も心に残った。
心に傷を負いながらも、被災者と被災地に寄り添い、前向きに生きていく姿、復興への思いを、名匠・神山征二郎が実直な演出で描き、優等生的/模範的な作品に仕上がっている。
…のだが、
全体的に真面目過ぎて、柔和さにも欠け、単調。
仮設暮らし、震災詐欺といった現実も描かれているが、今一つ心に響いてこない。
真実味ではなく、あくまで理想事/綺麗事に過ぎないのだ。

別に合わせて見た訳ではないのだが(本当に偶然)、明日は3・11。
あれからもう8年も経つのか…。

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近大