白いリボン

ALLTIME BEST

劇場公開日:2010年12月4日

解説・あらすじ

「ピアニスト」「ファニーゲーム」などで知られるオーストリアの鬼才ミヒャエル・ハネケによるミステリー。第1次世界大戦直前の北ドイツを舞台に、教会や学校の指導でプロテスタントの教えを守って暮らしてきた小さな村の住人たちが、次々と起こる不可解な事故によって不穏な空気に包まれていく様子をモノクロ映像で描きだす。カンヌ国際映画祭パルム・ドール、ゴールデングローブ賞外国語映画賞をはじめ多数の映画賞を受賞。

2009年製作/144分/G/ドイツ・オーストリア・フランス・イタリア・ドイツ合作
原題または英題:The White Ribbon
配給:ツイン
劇場公開日:2010年12月4日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第82回 アカデミー賞(2010年)

ノミネート

外国語映画賞  
撮影賞 クリスティアン・ベルガー

第67回 ゴールデングローブ賞(2010年)

受賞

最優秀外国語映画賞  

第62回 カンヌ国際映画祭(2009年)

受賞

コンペティション部門
パルムドール ミヒャエル・ハネケ

出品

コンペティション部門
出品作品 ミヒャエル・ハネケ
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映画レビュー

3.5 ──静寂が暴く“人間の影”──

2026年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ミヒャエル・ハネケ監督の『白いリボン』は、観客を“静寂”という名の緊張の檻に閉じ込める作品だ。
2010年12月12日、午前10時の回を観たが、意外にも劇場は満席だった。暗転とともに物語が始まると、すぐに気づく。
この映画は、音を奪うことで観客の感覚を研ぎ澄ませるタイプの作品だと。
台詞以外の音は極端に抑えられ、場内の生ツバを飲む音さえ聞こえてしまう。
まるで禅の修行に臨むような緊張感の中で、観客はスクリーンに向き合わざるを得ない。
最後まで鑑賞するには、少々の忍耐が必要だが、その緊張こそが作品の一部でもある。

物語は、村人たちの内面に潜む悪意や暴力を、到来する戦争や全体主義の影と重ね合わせながら、人間の本質を浮かび上がらせていく。ただし、台詞と状況説明が多く、ストーリーを追うだけで精一杯になる瞬間もあった。
抑制された演出と淡々とした展開のためか、人物の内面が“感じ取れる”というより“読み取らされる”印象が強い。
その分、観客の想像力が試される。

1シーンごとに監督の意図が緻密に仕込まれているため、一度観ただけでは全貌を掴みきれない。
むしろ、繰り返し観ることで初めて、自分なりの理解に近づける作品なのだと思う。

『白いリボン』は、気軽に楽しむ映画ではない。
観る者に覚悟を求める、厳しい作品だ。
禅の修行のように背筋を伸ばし、正座するつもりで臨む
──そのくらいの心構えがちょうどいい。

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シモーニャ

5.0 どデカいモザイク画

2026年1月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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つとみ

5.0 タイトルなし

2025年7月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

医者のこの横柄さ。信じられない。
白いリボンはマスターベーションの抑圧の印だったのか。
ここを支配するのは、悪意、嫉妬。
戦争とこの空気の関係。
抑圧の下への移譲。

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Emiri

3.5 私の推理をお見せしましょう。

2025年6月24日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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KIDOLOHKEN