東京カウボーイ

劇場公開日:2024年6月7日

東京カウボーイ

解説・あらすじ

井浦新がアメリカ映画で初主演を務めたヒューマンドラマ。

東京でブランドマネージャーとして働くヒデキは、上司でもある婚約者ケイコと新居を探す一方で、経営不振に陥ったモンタナ州の牧場で和牛を飼育して収益改善を図る計画を立ち上げる。ヒデキは神戸牛づくりの名人であるワダをアドバイザーに迎えて現地入りするが、初日からワダがトラブルに見舞われ、説明会や現地視察をヒデキ1人で行うことに。いつものスーツ姿で事業計画をプレゼンするヒデキだったが、祖父の代から牧場を運営するペグから見込みの甘さを指摘されてしまう。牧場の従業員ハビエルやその家族との交流をきっかけにスーツを脱ぎ捨てたヒデキは、文化の違いを越えて土地や仕事を理解することの大切さを学んでいく。

恋人ケイコを藤谷文子、アドバイザーのワダを國村隼が演じた。テレビ番組のディレクターやプロデューサーを長年務めてきたマーク・マリオットの長編映画初監督作で、キャリア初期に山田洋次監督作の海外現場に参加した際の経験をもとに本作を撮りあげた。

2023年製作/118分/G/アメリカ
原題または英題:Tokyo Cowboy
配給:マジックアワー
劇場公開日:2024年6月7日

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映画レビュー

5.0 バタンガが彼のスーツを脱がせた

2026年1月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

何でこの映画を映画館で観なかったんだ〜!と後悔できてしまえる、とても好きな作品だった。

スーツに身を固めて和牛和牛と言うヒデキ。人にも景色にも馴染んでいない。ポニーに乗ろうとしたらスーツもろとも泥だらけになったヒデキ。それでもスーツを諦めないヒデキ。小さい洗面台に水を溜めて、石鹸を使って手洗いをする。翌朝、レンタカーをニワトリに糞だらけにされる。レンタカーで山を登ったらパンクする。お店の人の言うとおり4WD借りておけばよかったのに。彼は“自分”のこだわりが強いのだ。

ある日、パーティーに付き添うことになった。「ここがヒデキのアナザースカイ」と言いたいくらいに人生の分岐点がそこにあった。もし行ってなかったらあんな素敵なエンドロールは見られなかったと思う。彼は異常なくらいにバタンガを気に入って浴びるように飲んだ。パーティーでの挨拶に胸を打たれて泣いた。言語がまるで分かっているかのように泣いた。目には見えない気持ちを音や波動に変換して届けるための手段。その国の言葉の意味が分かる分からないはあまり重要ではないのかもしれない。ただの補助でしかないのかもしれない。

パーティーのあとにハビエルが言った「彼らの側に立ってみないと同じものは見えてこないよ」という言葉にハッとした。個人的な話になってしまうけれど価値観の違いで思い悩んでるのでとても沁みた。なぜ自分の目だけで物事を見ようとしてしまうのか。相手の目から見る景色はどんななのかを知ろうとする。それが歩み寄ることなのだ。

彼は歩み寄ることを始めた。確固たる自分を守るためのスーツを脱ぎ捨ててカウボーイになった。ベテランカウボーイにプロデュースされ試着室から出てきた彼はクールにキマっていた。その土地の色にだんだんと染まっていく。心が柔らかくなっていく。「カウボーイごっこ」と言われながら彼は朗らかに笑うのだった。

その凄まじい変化は、モンタナに上陸し、初日の酒の場でのロデオボーイによる落馬で入院する羽目になった和牛を育てるプロ、ワダによる「あんた誰?俺の知ってるあんたはどこ行ったんや」の言葉によって立証されている。

ハビエルのキヌアを本格的に育てて販売をすることになり“日本風”のパッケージが出来上がった。生産者さんが分かるように写真が載っているアレである。ハビエルとヒデキの笑顔のなかに互いへの信頼が見え、微笑みながら僕は涙を流していた。

『Perfect!完璧!カンペキ!』
この作品との出会いを祝して、バタンガを飲みたい。

※バタンガ
ライムジュースにテキーラを加えコーラで割ったもの

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羊

3.0 勿体無いな、てのが?正直な感想・・

2026年1月29日
iPhoneアプリから投稿

単純

知的

都会に(もしくは仕事に)疲れたサラリーマンが、田舎での風景や人との出会いで、本当の自分を見つける、てのは?
映画が産まれて、何年?九十年?百年?
その歴史の中で、これは使い古されたモチーフだと思う。
↑↑↑の一本槍で勝負する為には、モンタナ州の自然は弱いし?命の綱の脚本も、コレ安過ぎる軽過ぎる。

ちょっとウムムな感じでした。
可も無く/不可も無く、残念無念。

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えびかに伯爵/二世

4.0 善の井浦さん出演の佳作。

2025年8月22日
PCから投稿

井浦新さんといえば、善悪どちらの役も見事に演じる
役者さんと感じるんですが、これは善の新田さん。
アメリカ映画だそうですが、邦画っぽいですね。
ストーリーも、雰囲気も。現実は、こんなに甘くないでしょうが、
映画ということで、いいんじゃないでしょうか。
疲れずに、安心して見れる作品です。

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tochi06

4.0 これ好き。ハリウッド映画であることに驚き。

2025年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

『時にはまわり道が、一番の近道になる』

WOWOWで録って観た【東京カウボーイ】
面白い。

確か去年日本公開で、気になりつつ観てなかった作品なんですが、これアメリカ映画なんですね。
日本人メインキャストは井浦新と國村隼、スティーブン・セガールの娘の藤谷文子が主人公のボスでもあり恋人でもある(彼女が脚本!)。

合併吸収したアメリカの牧場で和牛の新しいビジネスを起こそうと現地入りした、起案者の井浦新。自称「できる会社員」が、和牛専門家の國村隼をスカウトして、2人でモンタナ州に乗り込むも、アクシデントにより孤軍奮闘、文化の違いや進め方の方向違いに気づいてからがグンと面白い。

スーツを脱ぎ捨て、カウボーイの仲間になってみる。酒を飲んで語り合う。横に並んで同じ景色を見てみる。すると・・・

面白いのが、長年の恋人でもある上司がキレキレに超優秀で、何かにつけてケンモホロロにやられっぱなし。
なんだけど、男として彼女のことを大切にできていたのだろうか?と自問するようになるところが、イイ❣️
そう、アメリカに来てから苦労するけど、主人公がめっちゃ変わる。それが面白い。

最後の温泉のシーン、いいなぁ・・・
彼女可愛いなぁ・・・井浦新さん、素敵だなぁ

お勧めします。

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Mariko