山女

劇場公開日:2023年6月30日

山女

解説・あらすじ

「リベリアの白い血」「アイヌモシリ」の福永壮志監督が、人間の脆さと自然への畏敬の念、そして現代にも通じる貧困や差別など社会問題を映し出したドラマ。

18世紀後半の東北。冷害による食糧難に苦しむ村で、凛は人びとから蔑まれながらもたくましく生きていた。そんな彼女の心の救いは、盗人の女神様が宿ると言われる早池峰山だった。ある日、村中を揺るがす事件を起こし、村人から責められる父親・伊兵衛をかばう凛は、家を守るため自ら村を去る。けっして越えてはいけないと言い伝えられる山神様の祠を越えた凛は、さらに山の奥深くへと進んでいく。そんな凛の前に現れたのは、人間なのかもわからない不思議な存在だった。

凛役を「樹海村」「ひらいて」の山田杏奈、村人たちから恐れられる山男役を森山未來、凛の父親・伊兵衛役を永瀬正敏がそれぞれ演じ、二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでんらが顔をそろえる。

2022年製作/100分/G/日本・アメリカ合作
配給:アニモプロデュース
劇場公開日:2023年6月30日

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映画レビュー

3.5 Good Music and Cinematography Really Make a Difference

2023年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

A real world Princess Mononoke melodrama set in a mountain village back before electricity that comes off somewhat as an accute portrayal of yesteryear Japan life. Shows some origins of gender roles and social structures, what's even more enjoyable about the film is that its lushly colored cinematography is pleasing to the eye. Obviously you have to watch for the original Dirty Beaches soundtrack.

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Dan Knighton

4.0 山田杏奈と森山未來が出色

2026年1月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

長澤まさみとの結婚が報じられた、福永壮志監督作品。

とにかく山田杏奈が美しく神々しい。自分の知っている彼女の出演作の中でも、ずば抜けていると思う。(その表情が、ちょっと長澤まさみに似ていると思ったのは、気のせいかも知れないが…)

ハイビジョンカメラを使っているのか、どの場面も画面がクリアで美しいのだが、日本らしい風景を映し出しながら、映像のテイストが、邦画らしくないのはとても不思議だった。
撮影が海外の方だからというだけで、そんなに違うものなのか。

<ここから内容に触れます>

・描かれている内容は、蔑みや差別、コミュニティの存続を口実にした保身、弱者に犠牲を強いるお為ごかし等々、現代にもつながるものばかり。

・寄り合いの場面では「何が村のためだ。村はオレたちでねえか」というつぶやきが出るものの、権力者があの手この手で押さえつけ、逆に「誰かがやらねばなんねぇんだ。腹決めろ」と、いつの間にか下々の者に責任転嫁されてしまう。
戦時下の軍隊のあれこれが想起されたが、こういうコミュニティは、今でもそこかしこに無数にある。

・主人公の凛は、そうした閉鎖的な村の中で、最下層に置かれている家族の中でも、女であることを理由に二重の差別をされている。
そうしたしがらみを離れ、人々が恐れて寄りつかない山に行くことで、やっと自分らしく生きられるという展開は、異文化や新たな価値観に触れての人間性の解放のメタファーということだろう。
そういう構造的なものは、短時間の中で、的確に伝わり、よくわかった。

・ただ、「わかる」ということと「味わい」とは直接結びつかない。
今も現実に起きていることの胸糞ぐあいが、創作を超えてしまっていることもあって、人々の愚かさを、やや形式的に感じてしまった。

・それでも、凛の信仰と重なるような、山男とのエピソードのシーンは好き。一言もセリフのない森山未來が、さすがだった。

・つるで編んだ籠や、木肌で編んだ肩衣など、小道具が美しく、特に櫛はつくってみたくなった。

・人は、何のために、なぜ祈るのか。そして、その祈りはどのように集団化されて、世代を超えて引き継がれていくのか。
そんなことを考えさせられた。

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sow_miya

未評価 山女

2025年11月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

渋谷 ユーロスペースで『山女』& 上映後 舞台挨拶(登壇者:川瀬陽太・山中崇・福永壮志 監督 3氏)鑑賞。"ムラ"の排他性や家父長制が苦々しいけれども、寒村ゆえのやるせなさも感じた。監督曰く「"山男"は人でも怪物でもないものにしたかった」とのこと。その意味で森山未來 氏は適任だったっス。#53

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はにわさん in 2026

3.5 ぼくらはみんな生きている 生きているからかなしいんだ

2024年9月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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野川新栄