グランド・ジャーニー

劇場公開日:2020年7月23日

グランド・ジャーニー

解説・あらすじ

「ベル&セバスチャン」「狩人と犬、最後の旅」のニコラ・バニエ監督が、ジャック・ペラン監督のドキュメンタリー映画「WATARIDORI」の制作にも参加した鳥類研究家で気象学者のクリスチャン・ムレクが、息子とともに実際に挑んだ超軽量飛行機でのノルウェーからフランスまでの旅を映画化。雁の研究をしている一風変わった気象学者クリスチャンは、超軽量飛行機を使って絶滅危惧種の渡り鳥に安全な飛行ルートを教えるという、誰もが呆れるプロジェクトに夢中になっていた。一方、息子のトマはオンラインゲームに夢中で、電波も届かない大自然の中で過ごすことに興味はない。しかし、ある出来事をきっかけに父親の無謀なプロジェクトに協力することとなったトマは、クリスチャンや渡り鳥たちとともに冒険の旅をスタートさせる。脚本にもムレク本人が参加している。

2019年製作/113分/G/フランス・ノルウェー合作
原題または英題:Donne-moi des ailes
配給:クロックワークス
劇場公開日:2020年7月23日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9

(C)2019 SND, tous droits reserves

映画レビュー

4.0 北欧から南仏まで移りゆく雄大な景色の素晴らしさに息を呑む

2020年7月31日
PCから投稿

感動のネイチャードラマ、人間と動物の絆・・・そんな売り文句の映画はこれまでも数多くあったが、実話ベースで語られる本作は親子そろって楽しめる実に爽快なアドベンチャーだ。監督が冒険家としての一面を併せ持つだけあって、映像のダイナミックさは天下一品。北欧ラップランドから南仏カマルグまで、その雄大な景色が刻々と移りゆく様を、軽量飛行機ごしに望めるのは何ものにも代えがたい贅沢である。と同時に、本作に触れながら気づくのは、これは鳥だけでなく家族の成長を描いた物語でもあるということ。親が子へ一方的に飛び方を教えていたかと思えば、子どもはいつしか自力で飛び上がり、その躍動感あふれる姿に何かを教わるのはむしろ親の方だ。また、少年が冒険を続けることで、それを目撃する人たちのエールの道がヨーロッパを縦断するように出来上がっていく。そんな人間の“捧げ合い、讃えあう姿”に観ている側も元気と多幸感みなぎる秀作である。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
牛津厚信

4.0 少年を親だと信じてついて回るヒナたちの愛らしさに萌え死ぬ

2020年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

幸せ

大ヒットドキュメンタリー「WATARIDORI」を観て、このプロジェクトを知った方も多かろう。北欧・南欧間で渡りをする雁が、環境悪化で従来の渡りのルートが危険になったことから絶滅危惧種に。そこで鳥類研究家のクリスチャンは、刷り込みの習性を利用して雁のヒナに自分を親だと思い込ませ、超軽量飛行機ULMで安全なルートを先導して教えることに挑戦する。

本作はこの実話に着想を得た劇映画で、クリスチャンの息子トマが実質的な主人公。予告編で明かされている範囲で書くと、自然よりゲームが好きな現代っ子の14歳が、孵化に偶然立ち会ったことでヒナたちの“親”になり、出発時の騒動から単身ULMで飛び立つのだ。

ほぼCGなしの映像が売りで、子役を親だと信じて追いかけるヒナたちの愛らしいこと!ULMに導かれて飛ぶ群れも実写だが、さすがに子役の機上シーンは別撮りで、うまく編集して一緒に飛んでいるように見せている。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
高森郁哉

3.5 【”孵化した鳥は最初に観た者を親と思う。”今作は絶滅危惧種の渡り鳥を救う「ニルスの不思議な旅」実話バージョンであり、ゲームばかりしていた少年の成長物語でもあり、家族再生の物語でもある。】

2026年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

■超軽量プロペラ機を使って絶滅が危惧される渡り鳥に安全な飛行ルートを教えるプロジェクトに取り組む可なり変わり者の気象学者・クリスチャン(ジャン=ポール・ルーヴ)。彼と離婚した妻パオラ(メラニー・ドゥーテ)から数週間だけ同居する事を告げられた息子のトマは、変わり者の父親とWi-Fiもつながらない大自然に退屈していた。
 だが、あるトマは雁の卵の孵化に偶々立ち合い、その雛を”アッカ”と名付けた事で父のプロジェクトに興味を持って行くのである。

◆感想

・序盤、印象的な台詞が語られる。
 ”技術は進歩するが、環境は後退している。”

・今作では、序盤はフランスの何となくラムサール条約を思い出す、水鳥たちの生育地が開発の為に消えようとすることに反対する、クリスチャンたちの姿が、少しユーモアも交えながら描かれる。

・そして、クリスチャンは渡り鳥たちの安全な飛行ルートを考え、それを鳥たちに教える為に超軽量プロペラ機を使って、鳥と共に飛ぶ計画を考えるのである。関係役所に嘘の報告書を出して・・。

・当然、それは阻止されそうになるのだが、地上でクリスチャンたちがバタバタしている間に、トマは”アッカ”達と、飛び立って行くのである。
 この後の、トマと”アッカ”達が飛行するシーンや、途中で給油する場所で言葉が通じない人達がトマに只で燃料や食料を与え、激励するシーンが良いのだな。

・次第に、トマたちの姿がSNSで拡散され、応援する人たちが増えて行く過程も良いのである。

・そして、旅は成功に終わるが、二度目の鳥たちだけの渡りに否定的な意見も出る中で、鳥たちを待つトマや、今や仲が戻ったクリスチャンとパオラ、仲間のビョルン(フレデリック・ソレル)がテントで待つところに、”アッカ”達は無事に戻って来るのである。

<今作は「ニルスの不思議な旅」実話バージョンであり、ゲームばかりしていた少年の成長物語でもあり、家族再生の物語でもあるのである。>

コメントする (0件)
共感した! 1件)
NOBU

5.0 映像美 雁に萌

2024年6月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

CGほぼ無し
北極 ノルウェー〜フランス 少年の空の旅
少年の芯の強さも良き
鑑賞後 清涼感

✳事前学習
『ニルスのふしぎな旅』
ノルウェー〜フランス 地図

コメントする (0件)
共感した! 0件)
わまるえん