ミッドサマー

3.2    147分 | 2019年 | R15+

「ヘレディタリー 継承」のアリ・アスター監督によるフェスティバル・スリラー

恐怖の歴史を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭を舞台に描いた、究極の恐怖と未体験の開放感。

ミッドサマー

3.2 147分 | 2019年 | R15+

「ヘレディタリー 継承」のアリ・アスター監督によるフェスティバル・スリラー

恐怖の歴史を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭を舞台に描いた、究極の恐怖と未体験の開放感。

長編デビュー作「ヘレディタリー 継承」が高い評価を集めたアリ・アスター監督の第2作。不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め、妄想やトラウマ、不安、そして恐怖により、ダニーの心は次第にかき乱されていく。ダニー役を「ファイティング・ファミリー」のフローレンス・ピューが演じるほか、「トランスフォーマー ロストエイジ」のジャック・レイナー、「パターソン」のウィリアム・ジャクソン・ハーパー、「レヴェナント 蘇えりし者」のウィル・ポールターらが顔をそろえる。

全文を読む

映画レビュー

清藤秀人

PRO

意外なフック(惹きつけ)を見逃さず映画の本質へ

清藤秀人さん | 2020年2月28日 | PCから投稿

ネタバレ

クリックして本文を読む
高森 郁哉

PRO

期待値を上げ過ぎてしまったか…

高森 郁哉さん | 2020年2月25日 | PCから投稿

ご多分に漏れず、アリ・アスター監督のデビュー作「ヘレディタリー 継承」の衝撃が忘れられない。ミリー・シャピロが演じた娘の得も言われぬ不気味さ、トニ・コレットが演じた母の終盤の強烈な変貌ぶりなど、並みのホラーを寄せ付けない圧倒的なインパクトとオリジナリティがあった。当然、今作も大いに期待していた。

「ミッドサマー」の大筋は、ニコラス・ケイジ主演でリメイクも作られた「ウィッカーマン」などに代表される、人里離れたコミュニティに入り込んでしまった主人公(たち)が、その地特有の文化や価値観(カルト宗教、食人の習慣など)によってひどい目に遭うという類型をたどる。よって前作のような斬新さを期待しすぎると、肩透かしを食ってしまう。楽園のようなビジュアル、ヒロインを待つ結末などは確かにひねってあるものの、前作のトラウマ級の独創性には到達していない。比較しなければ、十分に良くできたホラーだとは思うが。

映画レビュー

清藤秀人

清藤秀人さん PRO
2020年2月28日 | PCから投稿

意外なフック(惹きつけ)を見逃さず映画の本質へ

ネタバレ

クリックして本文を読む
高森 郁哉

高森 郁哉さん PRO
2020年2月25日 | PCから投稿

期待値を上げ過ぎてしまったか…

ご多分に漏れず、アリ・アスター監督のデビュー作「ヘレディタリー 継承」の衝撃が忘れられない。ミリー・シャピロが演じた娘の得も言われぬ不気味さ、トニ・コレットが演じた母の終盤の強烈な変貌ぶりなど、並みのホラーを寄せ付けない圧倒的なインパクトとオリジナリティがあった。当然、今作も大いに期待していた。

「ミッドサマー」の大筋は、ニコラス・ケイジ主演でリメイクも作られた「ウィッカーマン」などに代表される、人里離れたコミュニティに入り込んでしまった主人公(たち)が、その地特有の文化や価値観(カルト宗教、食人の習慣など)によってひどい目に遭うという類型をたどる。よって前作のような斬新さを期待しすぎると、肩透かしを食ってしまう。楽園のようなビジュアル、ヒロインを待つ結末などは確かにひねってあるものの、前作のトラウマ級の独創性には到達していない。比較しなければ、十分に良くできたホラーだとは思うが。