さんかく窓の外側は夜

さんかく窓の外側は夜

3.7    102分 | 2021年 | PG12

ヤマシタトモコの同名コミックを岡田将生と志尊淳のダブル主演で実写映画化

心霊探偵バディが呪いの怪奇事件に挑む、新三角ミステリーエンターテインメント。

さんかく窓の外側は夜

さんかく窓の外側は夜

3.7 102分 | 2021年 | PG12

ヤマシタトモコの同名コミックを岡田将生と志尊淳のダブル主演で実写映画化

心霊探偵バディが呪いの怪奇事件に挑む、新三角ミステリーエンターテインメント。

スクリーン1

ヤマシタトモコの同名コミックを岡田将生と志尊淳のダブル主演で実写映画化し、「霊が視える男」と「霊を祓える男」の心霊探偵バディの活躍を描いたミステリー。書店で働く三角康介は、幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていた。ある日、康介は書店にやって来た除霊師・冷川理人に勧誘され、一緒に除霊の仕事をすることに。刑事・半澤から1年前に起きた連続殺人事件の調査を依頼された2人は、やがて遺体を発見するが、その遺体には呪いがかけられていた。真相を探るうち、彼らは自殺した殺人犯の声を度々聴くようになり……。ストーリーの鍵を握る謎の女子高生・非浦英莉可(ヒウラエリカ)役で、「欅坂46」脱退後初の映画出演となる平手友梨奈が共演。「おじいちゃん、死んじゃったって。」の森ガキ侑大が監督を務め、「重力ピエロ」の相沢友子が脚本を担当。

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監督: 森ガキ侑大
原作: ヤマシタトモコ
脚本: 相沢友子
出演: 岡田将生志尊淳平手友梨奈滝藤賢一筒井道隆マキタスポーツ新納慎也桜井ユキ和久井映見北川景子
日本 / 日本語
(C)2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会 (C)Tomoko Yamashita/libre

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映画レビュー

細野真宏

PRO

タイトルが分かりにくい点で損をするかもしれない、新しい形の良質な「サスペンス・ホラー映画」。

細野真宏さん | 2021年1月22日 | PCから投稿

本作は、タイトルと世界観が掴みにくいので、あえて「ホラー映画」と捉えた方がいいかと思います。
「ホラー映画」は好き嫌いが分かれやすいですが、この映画は「マイルドホラー」という感じで、どちらのタイプでも気に入る作風となっています。
まず、登場人物の設定から斬新です。
「霊が視える男」というのはありふれていますし、「霊を祓(はら)える男」というのもありふれていますよね。
でも、そんな2人がバディを組んで、2人の得意能力を合わせて増幅させる、というのはユニークです。
そして、そもそも「霊」というのは存在の時点で信憑性に疑わしい面があるので、「信じない」という登場人物がいても良いわけです。
そんな現実主義者の刑事が、「霊が視える男」と「霊を祓える男」の2人と組んで連続殺人事件などを追いかけるという設定になっています。
その3人の前に謎の女子高生・ヒウラエリカが現れます。果たして彼女は何者なのか?
基本はテンポよく進んでいきます。ただ、それぞれ特殊な能力を持つ代償としての過去と対峙するシーンは深く描く必要があるため、1つの作品でも要所要所でテンポが変わっています。
また、作品の中で「さんかく」はいくつか出てきましたが、タイトルの意味はまだ断定できませんでした。三角形の結界の外側は未知の領域で暗闇だから「夜」なのかもしれません。
俳優陣は、岡田将生と志尊淳、平手友梨奈、滝藤賢一が良いコンビネーションで、シリーズ化すると、もっと深くなり化学反応が生まれ、さらに良くなっていく予感です。
物語に必然性のあるホラー映画というのは珍しいので、本作は独自性があり良かったです。

山田晶子

PRO

「幽霊より人間の方が怖い」

山田晶子さん | 2021年1月21日 | スマートフォンから投稿

本作の脚本は相沢友子なので、私は、気に入っていた映画『重力ピエロ』(2009年)という作品を思い出した。まさにあの作品でも岡田将生が主演を演じていた。
『重力ピエロ』では、謎に包まれた爽やかな青年を演じていたが、本作『さんかく窓の外側は夜』では神秘的な大人となって登場!

またしても予想外の展開に巻き込まれていく。

本作は「霊」と「呪い」と「過去」が複雑に作用しあって真実に近づいていくため、知りたい欲求が上昇していき集中力が途切れない。
除霊師(岡田将生)と、霊が視える男(志尊淳)のバディに加え、自分が体験しない限りは安易に「信じない」という刑事(滝藤賢一)がほど良い距離感を保ちながらコンビを組んでいて、彼らの関係性が足りないものを上手く補完しあいながら物語が進行する。
そして呪いを操る女子高生(平手友梨奈)の登場で、より物語が大きく動き出す。
「幽霊より人間の方が怖い」という言葉が印象的だが、他人の事件を解決していくだけでなく、目を背けたくなるような登場人物たちの深い心理描写まで見えてくるところが感情に響いて、忘れられない映画となった。
私はホラー映画は苦手な方だが、本作の「幽霊より人間の方が怖い」という視点に妙に納得でき、霊の描写などは怖がらずに済んだ。

映画レビュー

細野真宏

細野真宏さん PRO
2021年1月22日 | PCから投稿

タイトルが分かりにくい点で損をするかもしれない、新しい形の良質な「サスペンス・ホラー映画」。

本作は、タイトルと世界観が掴みにくいので、あえて「ホラー映画」と捉えた方がいいかと思います。
「ホラー映画」は好き嫌いが分かれやすいですが、この映画は「マイルドホラー」という感じで、どちらのタイプでも気に入る作風となっています。
まず、登場人物の設定から斬新です。
「霊が視える男」というのはありふれていますし、「霊を祓(はら)える男」というのもありふれていますよね。
でも、そんな2人がバディを組んで、2人の得意能力を合わせて増幅させる、というのはユニークです。
そして、そもそも「霊」というのは存在の時点で信憑性に疑わしい面があるので、「信じない」という登場人物がいても良いわけです。
そんな現実主義者の刑事が、「霊が視える男」と「霊を祓える男」の2人と組んで連続殺人事件などを追いかけるという設定になっています。
その3人の前に謎の女子高生・ヒウラエリカが現れます。果たして彼女は何者なのか?
基本はテンポよく進んでいきます。ただ、それぞれ特殊な能力を持つ代償としての過去と対峙するシーンは深く描く必要があるため、1つの作品でも要所要所でテンポが変わっています。
また、作品の中で「さんかく」はいくつか出てきましたが、タイトルの意味はまだ断定できませんでした。三角形の結界の外側は未知の領域で暗闇だから「夜」なのかもしれません。
俳優陣は、岡田将生と志尊淳、平手友梨奈、滝藤賢一が良いコンビネーションで、シリーズ化すると、もっと深くなり化学反応が生まれ、さらに良くなっていく予感です。
物語に必然性のあるホラー映画というのは珍しいので、本作は独自性があり良かったです。

山田晶子

山田晶子さん PRO
2021年1月21日 | スマートフォンから投稿

「幽霊より人間の方が怖い」

本作の脚本は相沢友子なので、私は、気に入っていた映画『重力ピエロ』(2009年)という作品を思い出した。まさにあの作品でも岡田将生が主演を演じていた。
『重力ピエロ』では、謎に包まれた爽やかな青年を演じていたが、本作『さんかく窓の外側は夜』では神秘的な大人となって登場!

またしても予想外の展開に巻き込まれていく。

本作は「霊」と「呪い」と「過去」が複雑に作用しあって真実に近づいていくため、知りたい欲求が上昇していき集中力が途切れない。
除霊師(岡田将生)と、霊が視える男(志尊淳)のバディに加え、自分が体験しない限りは安易に「信じない」という刑事(滝藤賢一)がほど良い距離感を保ちながらコンビを組んでいて、彼らの関係性が足りないものを上手く補完しあいながら物語が進行する。
そして呪いを操る女子高生(平手友梨奈)の登場で、より物語が大きく動き出す。
「幽霊より人間の方が怖い」という言葉が印象的だが、他人の事件を解決していくだけでなく、目を背けたくなるような登場人物たちの深い心理描写まで見えてくるところが感情に響いて、忘れられない映画となった。
私はホラー映画は苦手な方だが、本作の「幽霊より人間の方が怖い」という視点に妙に納得でき、霊の描写などは怖がらずに済んだ。