ヘルムート・ニュートンと12人の女たち

ヘルムート・ニュートンと12人の女たち

3.5    93分 | 2020年 | PG12

「20世紀を最も騒がせた写真家」のドキュメンタリー

再評価される天才フォトグラファーの撮影の舞台裏に12人の女性たちの視点から迫った秀作です。

ヘルムート・ニュートンと12人の女たち

ヘルムート・ニュートンと12人の女たち

3.5 93分 | 2020年 | PG12

「20世紀を最も騒がせた写真家」のドキュメンタリー

再評価される天才フォトグラファーの撮影の舞台裏に12人の女性たちの視点から迫った秀作です。

プレミアムスクリーン
 |  配信期間: 2021年4月30日(金)~ 5月21日(金)

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猥褻?アート? なぜ、女たちは裸になったのか? 一流誌で女性を撮り続けたファッション・フォトグラファーの巨匠。彼にインスピレーションを与えた12人の女たちの視点から、“20世紀を最も騒がせた写真家”の撮影の舞台裏に迫るドキュメンタリー。 1920年ベルリンに生まれ、映画やラジオなどの大衆文化が広まったワイマール文化の中で育ったニュートンは、50年代半ばから各国版の「ヴォーグ」誌をはじめとするファッション誌にユニークかつ衝撃的な作品を次々と発表。ワーグナーの歌劇に登場する女神のような女性たち、バロック趣味のインテリアや建築物に覆い尽くされた作品世界は、それまでの着せ替え人形のようなモードを見慣れていた読者に強烈なインパクトを与えた。だが、その作品は「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」との議論も巻き起こした。本作は、2020年にニュートンの生誕100年を記念して制作された。

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映画レビュー

牛津厚信

PRO

生涯、挑発的であり続けた写真家が遺したもの

牛津厚信さん | 2020年12月29日 | PCから投稿

名を知らずとも、彼の撮った写真はきっと見たことがあるはず。その威力はどれも凄まじく、ビザールな状況やファッションでポージングを決めるモデルたちの姿は、見る者を挑発してやまない。作品を発表するごとに物議を醸してきた巨匠ニュートンとはいかなる人物なのか。このドキュメンタリーでは開始早々「密着しているからと言って、なんでも俺がぺらぺらと喋ると思うなよ」と口にしつつ、ニヤリと笑みを覗かせる。人柄は硬軟自在。その作風によって世間を驚かせ、時に激しい嫌悪すら引き起こしてきた彼だが、いたずらに人の心を煽るのではなく、激しいリアクションの先に、見る者に思考を促すという側面があったのも事実だ。それがニュートンの持ち味だった。ナチスドイツ時代にユダヤ人として幼少期から青年期までを過ごした逸話も興味深い限り。死してなお、作品を通じて人々を刺激し、テーマに対する思考を促し続ける彼。その「入門編」として面白く観た。

駒井尚文(映画.com編集長)

PRO

エッチでカッコイイ写真をたくさん撮ったカメラマンの出自に納得

駒井尚文(映画.com編集長)さん | 2020年12月9日 | PCから投稿

ヘルムート・ニュートンは、エッチでカッコイイ写真をたくさん撮ったカメラマンですが、私はこの映画を見るまで知りませんでした。彼がユダヤ人で、間一髪でホロコーストを逃れてたって事実を。イタリアのトリエステ経由で中国目指して逃げたが、シンガポールで足止め。その後オーストラリアに渡って、後の奥さんジューンと結婚したところがキャリアの始まりなんですね。偉大な仕事を成し遂げる偉大なユダヤ人が、ここにもいましたね。しかし、最近見た映画の中で、女性の裸がこんなにたくさん登場する映画はありませんでした。お腹いっぱい。

映画レビュー

牛津厚信

牛津厚信さん PRO
2020年12月29日 | PCから投稿

生涯、挑発的であり続けた写真家が遺したもの

名を知らずとも、彼の撮った写真はきっと見たことがあるはず。その威力はどれも凄まじく、ビザールな状況やファッションでポージングを決めるモデルたちの姿は、見る者を挑発してやまない。作品を発表するごとに物議を醸してきた巨匠ニュートンとはいかなる人物なのか。このドキュメンタリーでは開始早々「密着しているからと言って、なんでも俺がぺらぺらと喋ると思うなよ」と口にしつつ、ニヤリと笑みを覗かせる。人柄は硬軟自在。その作風によって世間を驚かせ、時に激しい嫌悪すら引き起こしてきた彼だが、いたずらに人の心を煽るのではなく、激しいリアクションの先に、見る者に思考を促すという側面があったのも事実だ。それがニュートンの持ち味だった。ナチスドイツ時代にユダヤ人として幼少期から青年期までを過ごした逸話も興味深い限り。死してなお、作品を通じて人々を刺激し、テーマに対する思考を促し続ける彼。その「入門編」として面白く観た。

駒井尚文(映画.com編集長)

駒井尚文(映画.com編集長)さん PRO
2020年12月9日 | PCから投稿

エッチでカッコイイ写真をたくさん撮ったカメラマンの出自に納得

ヘルムート・ニュートンは、エッチでカッコイイ写真をたくさん撮ったカメラマンですが、私はこの映画を見るまで知りませんでした。彼がユダヤ人で、間一髪でホロコーストを逃れてたって事実を。イタリアのトリエステ経由で中国目指して逃げたが、シンガポールで足止め。その後オーストラリアに渡って、後の奥さんジューンと結婚したところがキャリアの始まりなんですね。偉大な仕事を成し遂げる偉大なユダヤ人が、ここにもいましたね。しかし、最近見た映画の中で、女性の裸がこんなにたくさん登場する映画はありませんでした。お腹いっぱい。