映画レビュー
PRO
超脇役かもしれないが飛行機のパイロット最高!
村山章さん | 2023年11月30日 | PCから投稿
ネタバレ
PRO
激烈でありながら、無駄がなく痛快。全てを集約させたタイトルも秀逸
牛津厚信さん | 2023年10月29日 | PCから投稿
アクション、バイオレンス、ストーリーともに無駄を削ぎ落とし、それでいて一瞬一瞬の見せ方、振り切れ方によって観る者の魂を堅く掌握する。荒野で初老男が金を採掘する姿は米ゴールドラッシュの時代をも思い起こさせるが、しかしここは第二次大戦末期のフィンランド。ソ連やナチスドイツによって国土を踏みにじられた記憶を根底に置きつつ、奇しくも遭遇した主人公とナチスの戦車隊が壮絶バトルを繰り広げる様をスマートな動線で描き尽くす。老兵は驚くほど言葉を発しないが、体に刻まれた無数の傷跡は雄弁だ。そして彼が強いのではなく、決して諦めず、極限の中にあっても死ぬことを拒み続けるからこそ、死なないのだという論法と、それを裏付ける彼の戦いぶりに不思議と納得してしまう自分がいた。まさにこの精神性こそがシス。序盤の金塊をマクガフィンとして活かし、敵側が執拗に追う理由に繋げているところも巧い。91分間、激烈で痛快なスタミナ注入。
PRO
度肝を抜かれ、腹を抱えて笑う稀有な映画体験
清藤秀人さん | 2023年10月27日 | PCから投稿
戦争で荒れ果てた大地を黙々と踏みしめる傷だらけの戦士。彼は背中に背負ったツルハシで敗色濃いナチスの生き残りを八つ裂きにし、野獣のような唸り声を上げて敵を威嚇する。彼はフィンランドでは知る人ぞ知る元敏腕コマンドーなのだが、見た目がヨレヨレなのでナチスどもはバカにしている。ところがどっこい、その不死身ぶりと言ったら笑っちゃうほど。ディテールは避けよう。ここまで来るとリーアム・ニーソンは勿論、巨費を投じたハリウッドアクションの看板スターたちさえ霞んでしまう。最も近いのは『Mr.ノーバディ』のボブ・オデンカークだろうか。
いや、全編に漂う突き抜けたユーモアはそれ以上。度肝を抜かれ、同時に、腹を抱えて笑うという映画体験なんて、年間を通してそう多くはない。これはその類の作品だ。
アキ・カウリスマキ、マッツ・ミケルセン、バルディミール・ヨハンソン、そして、コレ。つくづく北欧には映画の宝が眠っていることを痛感する。メジャーな俳優は誰一人出ていないけれど、これを見ないで秋は越せない。それだけは伝えたい。
PRO
High Quality Brainlessness
Dan Knightonさん | 2023年9月29日 | iPhoneアプリから投稿
A hybrid of Apocalypto, Mad Max: Fury Road, and Rambo in this vengeance tale set in the plains of Nazi-occupied Finland. In the wake of Deadpool and Black Adam, folklore has returned to immortals and watching how they win but without metered poetry. As a grindhouse flick it really does the bloody job. Handsome color correction adds to the sensibility. The film has no shame in its cartoony self.