WANDA ワンダ

   103分 | 1970年

ヴェネチア国際映画祭最優秀外国映画賞、世界の映画人が愛する伝説的映画

米の底辺社会の片隅に取り残された女性の姿を切実に描いた、バーバラ・ローデン監督・脚本・主演のロードムービー。

アメリカの底辺社会の片隅に取り残された女性の姿を切実に描き、1970年ベネチア国際映画祭最優秀外国映画賞を受賞した、バーバラ・ローデン監督・脚本・主演のロードムービー。ペンシルベニア州のある炭鉱で、夫に離別されたワンダは、子どもも職も失い、有り金もすられてしまう。わずかなチャンスをすべて使い果たしてしまったワンダは、薄暗いバーである男と知り合う。ワンダはその傲慢な男と行動をともにし、いつの間にか犯罪の共犯者として逃避行をつづけることとなる。公開以降、アメリカではほぼ黙殺された作品だったが、2003年にイザベル・ユペールが本作の配給権を買い取りフランスで上映。07年にオリジナルのネガフィルムが発見され、10年にマーティン・スコセッシ監督が設立した映画保存運営組織ザ・フィルム・ファウンデーションとファッションブランドGUCCIの支援を受け、プリントが修復された。日本では22年に初の劇場公開。

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映画レビュー

Dan Knighton

PRO

1970 Indie Treasure

Dan Knightonさん | 2022年6月9日 | PCから投稿

Barbara Loden directs and stars in this Bonnie & Clyde-esque road movie that echoes some of the crossroads energy from Badlands, The Brown Bunny, or a Takeshi Kitano movie. Perhaps it wasn't intentional at the time but it certainly stands out today as a feminist masterpiece. I'm curious why they decided to release this film in Japan 52 years after the fact, but it sure is a classic you can't miss.