RRR

   179分 | 2022年 | G

日本でも大きな話題を集め、ロングランヒットとなった「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描くアクションエンタテインメント。

1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。

「バードシャー テルグの皇帝」のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.がビーム、ラージャマウリ監督の「マガディーラ 勇者転生」にも主演したラーム・チャランがラーマを演じた。タイトルの「RRR」(読み:アール・アール・アール)は、「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字に由来する。日本で公開されたインド映画で史上初めて興行収入10億円を超えるヒットを記録。劇中の楽曲「ナートゥ・ナートゥ(Naatu Naatu)」も話題となり、第95回アカデミー賞でインド映画史上初となる歌曲賞受賞を果たした。

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映画レビュー

Dan Knighton

PRO

A New Scale of Never Been Done

Dan Knightonさん | 2023年1月5日 | PCから投稿

RRR tries to pack everything in one epic. It's a colonial epic battle, with parts of the Hindu realm, and part Rambo, part Bollywood musical, part jungle survival. A zoo-worth of wild animals are unleashed on a villainous wedding party. Need I say more. The film is so long, but the scenes are a color coded pallette that makes skipping throug the film to find your stopping point real easy.

村山章

PRO

最後のセリフの重みを噛み締めたい。

村山章さん | 2022年10月31日 | PCから投稿

ネタバレ

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牛津厚信

PRO

底知れぬ不屈のパワーがみなぎった傑作

牛津厚信さん | 2022年10月24日 | PCから投稿

魂を鷲掴みにされるとはこのこと。3時間という長丁場でいくらか緩急が織り交ぜられるかと思いきや、本作はずっとテンションを落とさない。力が落ちないのではない。語りの勢いと人物の魅力、そしてアイディアが一向に落ちないのだ。怒りの暴徒に一人で立ち向かう序盤アクションにしても、通常の映画ならワッと大人数に取り押さえられ次シーンへと移行するところを、乱闘の内部で大勢が絡まり合ったまま息の長い攻防がさらに続いていく。この破格の具現化力と表現力。次は一体どの手で来るかと観客の期待を爆上げしつつ、その予想を確実に超えてくるところが凄い。堅い絆と運命の流転で結ばれた二人をカード表裏のように展開させながら、ダンスシーンをも笑顔と興奮がこみ上げる展開へ仕立てる手腕に恐れ入った。どれだけ言葉を尽くしても語りきれない。今の自分には「RRR」というタイトル文字がエンディングで華麗に踊る3人の姿にさえ見えてしまうほどだ。