第90回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した『イカロス』(2017)のブライアン・フォーゲル監督が、世界中に衝撃を与えた暗殺事件の真相に迫った傑作ドキュメンタリー。2021年の全米脚本家組合賞映画部門でドキュメンタリー脚本賞を受賞した。
2018年10月2日、ワシントン・ポスト紙で活動するサウジアラビアの著名記者ジャマル・カショギが、トルコのイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館を訪問後、行方不明になる。国連の調査団の調査により、カショギが領事館内で殺害されたことが判明。かつてサウジ王室の顧問だったカショギは米国に亡命してサウジ皇太子の政策を批判し、サウジ政府から反体制派としてマークされていた。調査を進めるうち、殺害事件の驚愕の真相と専制君主国家サウジアラビアの闇が明らかになる…。
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