実在のインドの国民的人気クリケット選手M.S.ドーニー(マヘンドラ・シン・ドーニー)の半生をドラマチックに描いた超大作伝記ドラマ。クリケット王国インドの国民を熱狂させ、2016年のボリウッド映画興行収入第4位にランクイン、主演のスシャント・シン・ラージプート(『ディル・ベチャーラ』)をスターの座に押し上げた。M.S.ドーニーは1981年7月7日、インド中部のビハール州(現ジャールカンド州)のラーンチー生まれ。数々の賞や勲章に輝くインドのプロクリケットリーグIPL(インディアン・プレミアリーグ)の元スター選手で、2011年にはタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、2019年のESPNによる「世界で最も有名なアスリート」では13位だった。本作製作時はまだ現役だったが、2020年8月15日に引退を表明した。
インドの地方都市で育った少年ドーニーは、学校でサッカーチームのゴールキーパーをしているところをクリケットのコーチから誘われてクリケットを始め、インド鉄道で働きながらクリケットを続けてプロを目指す。地方の州のためチャンスに恵まれない4年間を過ごすが、やがてインド代表チームのメンバーに選ばれ、キャプテンとして2011年のワールド・カップでインドを28年ぶりの優勝へと導いていく…。
全文を読む