ようこそ、ミスター・マーシャル!

   78分 | 1953年

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地方の小さな村の村長ドン・パブロは、政府の役人から「近々“欧州復興計画(マーシャル・プラン)”の一環としてアメリカの使節団が到着するため、村を挙げて歓迎するように」と告げられる。どの村よりも歓待できれば、念願の鉄道を敷いてもらえると考えた村長は、歌姫と巡業で村を訪れていたマネージャーで、アメリカ滞在経験を持つマノロをアドバイザーに、村人たちのあらゆる願いを叶えてもらう大きなチャンスと銘打った一大歓迎計画を進めるが……。
 独裁政権下の検閲対象だった映画の現状について討論され、スペインの映画史的事件となった53年の「サラマンカ国民映画会議」に名匠バルデムと共に参加したベルランガ監督が、バルデムとの共同脚本で手掛けた風刺コメディ。「国の現実を映す映画が撮られるべき」という同会議の主張に基づく最初期の実例で、カンヌ映画祭でユーモア映画賞、脚本賞を受賞し、スペイン映画が国際舞台で評価されるきっかけとなった。

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監督: ルイス・ガルシア・ベルランガ
脚本: フアン・アントニオ・バルデム ミゲル・ミウラ ルイス・ガルシア・ベルランガ
出演: ホセ・イスベルトロリタ・セビリャマノロ・モランアルベルト・ロメアフェルナンド・レイ
英題:Bienvenido, Mister Marshall!
スペイン / スペイン語、ラテン語、英語
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