スクリーン1
配信期間:2022年5月23日(月)まで
映画レビュー

PRO
ソボクの属性を盛り過ぎだが、特撮とロードムービー調は悪くない
高森 郁哉さん | 2021年7月14日 | PCから投稿
韓国映画でSFサスペンスアクションというのは珍しい気がするけれど、クリーチャーやゾンビが出てくる娯楽作はいくつかあったので、超現実的なスペクタクルをCGで描画する技術力はそれなりに蓄積されてきたのだろう。主人公ギホンが護衛することになるクローン青年、ソボクが操る念力によって人や物が吹っ飛んだり破壊されたりする場面の視覚効果はなかなかのクオリティだ。
それにしてもタイトルロールの彼、人類初のクローンで、永遠の命を持ち、おまけにテレキネシスの使い手なんて、属性盛り過ぎのキャラクターではないか。あまりに無敵すぎるとサスペンスにならないが、そこはうまく弱点を持たせてバランスをとっている。
逃避行を続けるギホンとソボクが、少しずつ心の距離を縮めていく感じ、これもまあロードムービーによくある展開だが、それなりにしみじみと味わいがあり、アクションパートとの対比も効果的だ。

PRO
Another K-Pop Stylized Action Film
Dan Knightonさん | 2021年6月22日 | PCから投稿
Not necessarily great, the quality of cinematography and action sequences however are noticeably better than that of similar films coming out of Japan. The film bobs up and down throughout between interesting and aggravatingly familiar. There are some shot-outs to contemporaries like Okja. The psycho-bending final sequence is as close to an Akira live-action reconfiguration as we could get so far.