アオラレ

3.4    90分 | 2020年 | PG12

オスカー俳優ラッセル・クロウ主演のノンストップ・アクションスリラー

究極の恐怖と爽快な展開にアドレナリンが出まくる、あおり運転の最終形態。

アオラレ

3.4 90分 | 2020年 | PG12

オスカー俳優ラッセル・クロウ主演のノンストップ・アクションスリラー

究極の恐怖と爽快な展開にアドレナリンが出まくる、あおり運転の最終形態。

「グラディエーター」のオスカー俳優ラッセル・クロウが、あおり運転の常習犯を演じたスリラー。寝坊してあわてて息子を学校へ送りながら職場へと向かう美容師のレイチェル。車を運転する彼女は信号待ちで止まるが、信号が青になっても前の車は一向に発進しようとしない。クラクションを鳴らしても動じないため、レイチェルは車を追い越すが、つけてきた男から「運転マナーがなっていない」と注意されてしまう。謝罪を求める男を拒絶し、息子を無事に学校に送り届けたレイチェルだったが、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。レイチェルは店員から男があおり運転の常習犯であることを警告され……。素性不明の恐怖のあおり運転常習犯をクロウが怪演。被害者となるレイチェルを、「移動都市 モータル・エンジン」「否定と肯定」などに出演したカレン・ピストリアスが演じた。監督は「レッド・バレッツ」「幸せでおカネが買えるワケ」のデリック・ボルテ。

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映画レビュー

村山章

PRO

ラッセル・クロウが全力でヴィランを演じ切る

村山章さん | 2021年5月31日 | PCから投稿

ラッセル・クロウが出ていなければ、いや、出ていても、やはり漂うB級臭。『激突!』『ヒッチャー』『フォーリング・ダウン』の系譜に連なる怪作だと思いつつ、カルト作として後の世に残っていくのかは、今の自分にはまだよくわからない。とりわけ、せっかく名前を与えなかった“男”に明らかに動機を与えてしまったことが、本作から魔法を奪ってしまったかも知れない、とも思う。

とはいえ、いざ物語が動き出してからは、スリルからスリルの連続攻撃でキビキビと進むのが心地よい。ラッセル・クロウの無双感と不気味さもかなりのものであり、あとカーアクションとして地味シブなアプローチもたまらない。いいジャンル映画を観たと素直に拍手したいし、前述の動機のことはさておき、クロウが一方的に悪く、主人公が一方的にとばっちりというわけでもないさじ加減は、いいところ踏ん張ってくれたと思う。いや、いいですよ、これはなかなかいいですよ。

細野真宏

PRO

深く考えずに楽しめるジェットコースター的なアクション・スリラー作品。珍しく宣伝文句が大袈裟でないハリウッド映画。

細野真宏さん | 2021年5月28日 | PCから投稿

本作については、主演がラッセル・クロウであることと、ロックダウン解除後すぐに公開されアメリカなどで週末ランキング1位になったことは知っていました。
ただ、きっと駄作なんだろうな、と敬遠していました。
ところが映画の宣伝で、タイトルの「アオラレ」にかけて、週刊誌風な広告を作ってみたり、なかなか面白い試みを行なっていたので興味を持ちました。
そして実際に見てみると、意外にも宣伝文句が正しく突き刺さっていたのです!

「これが、あおり運転の最終形態。」
まぁそうでしょうね。なかなかこれを上回る事態はない気がします(笑)。

「たった一度のクラクションが、すべてを変えるーーー」
これも(イライラしがちな)現代の自動車社会の真理を的確についている構図でしょう。

このように、実は本作はリアリティーのある設定になっているのです。
そう、ラッセル・クロウ扮する素性不明な男の言動以外は、リアリティーのある日常なのです。
ただ「ゴツい素性不明な男の言動」だけは読めません。
そのため、ノンストップで起こり続ける事態に、ただ身を委ねているしかできないのです。
このようなジェットコースター的な映画は途中で冷めがちですが、本作は意外と良く出来ていて90分をドキドキしながら最後まで楽しめると思います。

映画レビュー

村山章

村山章さん PRO
2021年5月31日 | PCから投稿

ラッセル・クロウが全力でヴィランを演じ切る

ラッセル・クロウが出ていなければ、いや、出ていても、やはり漂うB級臭。『激突!』『ヒッチャー』『フォーリング・ダウン』の系譜に連なる怪作だと思いつつ、カルト作として後の世に残っていくのかは、今の自分にはまだよくわからない。とりわけ、せっかく名前を与えなかった“男”に明らかに動機を与えてしまったことが、本作から魔法を奪ってしまったかも知れない、とも思う。

とはいえ、いざ物語が動き出してからは、スリルからスリルの連続攻撃でキビキビと進むのが心地よい。ラッセル・クロウの無双感と不気味さもかなりのものであり、あとカーアクションとして地味シブなアプローチもたまらない。いいジャンル映画を観たと素直に拍手したいし、前述の動機のことはさておき、クロウが一方的に悪く、主人公が一方的にとばっちりというわけでもないさじ加減は、いいところ踏ん張ってくれたと思う。いや、いいですよ、これはなかなかいいですよ。

細野真宏

細野真宏さん PRO
2021年5月28日 | PCから投稿

深く考えずに楽しめるジェットコースター的なアクション・スリラー作品。珍しく宣伝文句が大袈裟でないハリウッド映画。

本作については、主演がラッセル・クロウであることと、ロックダウン解除後すぐに公開されアメリカなどで週末ランキング1位になったことは知っていました。
ただ、きっと駄作なんだろうな、と敬遠していました。
ところが映画の宣伝で、タイトルの「アオラレ」にかけて、週刊誌風な広告を作ってみたり、なかなか面白い試みを行なっていたので興味を持ちました。
そして実際に見てみると、意外にも宣伝文句が正しく突き刺さっていたのです!

「これが、あおり運転の最終形態。」
まぁそうでしょうね。なかなかこれを上回る事態はない気がします(笑)。

「たった一度のクラクションが、すべてを変えるーーー」
これも(イライラしがちな)現代の自動車社会の真理を的確についている構図でしょう。

このように、実は本作はリアリティーのある設定になっているのです。
そう、ラッセル・クロウ扮する素性不明な男の言動以外は、リアリティーのある日常なのです。
ただ「ゴツい素性不明な男の言動」だけは読めません。
そのため、ノンストップで起こり続ける事態に、ただ身を委ねているしかできないのです。
このようなジェットコースター的な映画は途中で冷めがちですが、本作は意外と良く出来ていて90分をドキドキしながら最後まで楽しめると思います。