テリー・ギリアムのドン・キホーテ

テリー・ギリアムのドン・キホーテ

3.4    133分 | 2018年 | G
テリー・ギリアムのドン・キホーテ

テリー・ギリアムのドン・キホーテ

3.4 133分 | 2018年 | G

スクリーン1
 |  配信開始:2021年6月1日(火)~

 字幕版 】 550円

仕事への情熱を失くしたCM監督のトビーは、スペインの田舎で撮影中のある日、謎めいた男からDVDを渡される。偶然か運命か、それはトビーが学生時代に監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』だった。 舞台となった村が程近いと知ったトビーはバイクを飛ばすが、映画のせいで人々は変わり果てていた。ドン・キホーテを演じた靴職人の老人は、自分は本物の騎士だと信じ込み、清楚な少女だったアンジェリカは女優になると村を飛び出したのだ。トビーのことを忠実な従者のサンチョだと思い込んだ老人は、無理やりトビーを引き連れて、大冒険の旅へと出発するのだが──。

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映画レビュー

高森 郁哉

PRO

「ロスト・イン・ラマンチャ」未見なら合わせてぜひ

高森 郁哉さん | 2020年1月25日 | PCから投稿

構想30年頓挫9回との触れ込みを見聞きした方も多いはず。ギリアムの長年のファンなら2000年頃製作が進められ挫折した過程を収めたドキュメント「ロスト・イン・ラマンチャ」も観ているだろう。もし未見なら、今作を観る前でも後でもいいのでぜひご覧あれ。この壮大な奇作がよくぞ完成したものだとの思いを一層強めるに違いない。

騎士道物語の読み過ぎで自らを騎士だと信じたドン・キホーテ。トビーの学生映画でドン・キホーテを演じたことで、自らがキホーテだと思い込んだ老人ハビエル。ハビエルに従者サンチョだと勘違いされ共に旅するうち狂気と妄想の世界に飲み込まれていくトビー。現実と虚構、正気と狂気がメタに入り混じって展開する物語と映像世界はまさにギリアム節!アダム・ドライバーはトビーみたいに少々ポンコツな感じのキャラが似合う。ジョナサン・プライスは「2人のローマ教皇」と見比べるとその演技の幅に改めて感嘆させられる。

映画レビュー

高森 郁哉

高森 郁哉さん PRO
2020年1月25日 | PCから投稿

「ロスト・イン・ラマンチャ」未見なら合わせてぜひ

構想30年頓挫9回との触れ込みを見聞きした方も多いはず。ギリアムの長年のファンなら2000年頃製作が進められ挫折した過程を収めたドキュメント「ロスト・イン・ラマンチャ」も観ているだろう。もし未見なら、今作を観る前でも後でもいいのでぜひご覧あれ。この壮大な奇作がよくぞ完成したものだとの思いを一層強めるに違いない。

騎士道物語の読み過ぎで自らを騎士だと信じたドン・キホーテ。トビーの学生映画でドン・キホーテを演じたことで、自らがキホーテだと思い込んだ老人ハビエル。ハビエルに従者サンチョだと勘違いされ共に旅するうち狂気と妄想の世界に飲み込まれていくトビー。現実と虚構、正気と狂気がメタに入り混じって展開する物語と映像世界はまさにギリアム節!アダム・ドライバーはトビーみたいに少々ポンコツな感じのキャラが似合う。ジョナサン・プライスは「2人のローマ教皇」と見比べるとその演技の幅に改めて感嘆させられる。