「未来世紀ブラジル」の鬼才テリー・ギリアムが映画化を試みるも、そのたびに製作中止などの憂き目に遭い、幾度も頓挫してきた企画で、構想から30年を経て完成にこぎつけた、ギリアム念願の一作。自らをドン・キホーテと信じる老人と若手映画監督の奇妙な旅路を描く。仕事への情熱を失っていた若手CM監督のトビーはスペインの田舎での撮影中、謎めいた男からDVDを渡される。それはトビーが10年前の学生時代に監督し、賞にも輝いた「ドン・キホーテを殺した男」だった。映画の舞台となった村が近くにあることを知ったトビーは、現地を訪れるが、ドン・キホーテを演じた靴職人の老人ハビエルが自分を本物の騎士だと信じ込むなど、村の人々はトビーの映画のせいですっかり変わり果てていた。トビーをドン・キホーテの忠実な従者サンチョだと思い込んだハビエルは、トビーを無理やり連れ出し、冒険の旅へ出るが……。自らをドン・キホーテと思い込む老人ハビエルを「2人のローマ教皇」のジョナサン・プライス、トビー役を「スター・ウォーズ」シリーズのカイロ・レン役で知られるアダム・ドライバーが演じた。
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監督: テリー・ギリアム
製作: マリエラ・ベスイェフシ ヘラルド・エレーロ エイミー・ギリアム グレゴワール・メラン セバスチャン・デロワ
製作総指揮: アレッサンドラ・ロ・サビオ ジョルジャ・ロ・サビオ ジェレミー・トーマス ピーター・ワトソン ハビエル・ロペス・ブランコ フランソワ・トゥウェード
出演: アダム・ドライバー / ジョナサン・プライス / ステラン・スカルスガルド / オルガ・キュリレンコ / ジョアナ・リベイロ / オスカル・ハエナダ / ジェイソン・ワトキンス / セルジ・ロペス / ロッシ・デ・パルマ / ホビク・ケウチケリアン / ジョルディ・モリャ
英題:The Man Who Killed Don Quixote
スペイン,ベルギー,フランス,イギリス,ポルトガル / 英語、スペイン語
(C)2017 Tornasol Films, Carisco Producciones AIE, Kinology, Entre Chien et Loup, Ukbar Filmes, El Hombre Que Mató a Don Quijote A.I.E., Tornasol SLU
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