カセットテープ・ダイアリーズ

カセットテープ・ダイアリーズ

3.8    117分 | 2019年 | G
カセットテープ・ダイアリーズ

カセットテープ・ダイアリーズ

3.8 117分 | 2019年 | G

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イギリスの町ルートンで暮らすパキスタン移民の少年ジャベド。音楽と詩を書くのが好きな彼は、日々の生活の中で鬱屈と焦燥を抱えていた。閉鎖的な街の中で受ける人種差別や、保守的な父親との確執など、彼の悩みは尽きない。だがそんなある日、モヤモヤをすべてぶっ飛ばしてくれる、ブルース・スプリングスティーンの音楽と衝撃的に出会い、彼の世界は180度変わり始めていく―。

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映画レビュー

杉本穂高

PRO

いつの時代も音楽は若者をたぎらせる

杉本穂高さん | 2020年7月31日 | PCから投稿

いつの時代も音楽は若者の心をたぎらせる。そして音楽は人種を超える。イギリスの保守的な田舎の町に暮らすパキスタン系の高校生が、ブルース・スプリングスティーンの音楽に出会って、成長していく姿を爽やかに描いている。保守的な田舎町の人種問題も、音楽と若者というモチーフもありきたりだけど、ありきたりな作品に収まらない、輝きに満ちた作品だ。
ブルース・スプリングスティーンは、青春をテーマに歌ったり、社会派的なメッセージ・ソングを歌うこともあるミュージシャンだが、そんな彼の姿勢と本作の社会派+青春という姿勢は絶妙にマッチしていて、映画と音楽の幸福なカップリングが成立している。グリンダ・チャーダ監督の作品では『ベッカムに恋して』に近い作品だ。あれはインド系の少女の話だったが、こちらはパキスタン系の少年の話。民族的には近い両国には複雑な歴史があるが、その複雑さを『英国総督 最後の家』で描いている。イギリス・インド・パキスタンの3国の関係と複雑さ、引き裂かれた思いなどを背負って、こういう爽やかな青春映画を作るという姿勢が素敵だ。

映画レビュー

杉本穂高

杉本穂高さん PRO
2020年7月31日 | PCから投稿

いつの時代も音楽は若者をたぎらせる

いつの時代も音楽は若者の心をたぎらせる。そして音楽は人種を超える。イギリスの保守的な田舎の町に暮らすパキスタン系の高校生が、ブルース・スプリングスティーンの音楽に出会って、成長していく姿を爽やかに描いている。保守的な田舎町の人種問題も、音楽と若者というモチーフもありきたりだけど、ありきたりな作品に収まらない、輝きに満ちた作品だ。
ブルース・スプリングスティーンは、青春をテーマに歌ったり、社会派的なメッセージ・ソングを歌うこともあるミュージシャンだが、そんな彼の姿勢と本作の社会派+青春という姿勢は絶妙にマッチしていて、映画と音楽の幸福なカップリングが成立している。グリンダ・チャーダ監督の作品では『ベッカムに恋して』に近い作品だ。あれはインド系の少女の話だったが、こちらはパキスタン系の少年の話。民族的には近い両国には複雑な歴史があるが、その複雑さを『英国総督 最後の家』で描いている。イギリス・インド・パキスタンの3国の関係と複雑さ、引き裂かれた思いなどを背負って、こういう爽やかな青春映画を作るという姿勢が素敵だ。