トルーマン・カポーティ 真実のテープ

   98分 | 2019年 | G

イーブス・バーノー監督による珠玉のドキュメンタリー

カポーティの“未完の絶筆”とされる問題作「叶えられた祈り」を巡るミステリーをひも解いていきます。

20世紀アメリカ文学を代表する作家トルーマン・カポーティの栄光と転落を描いたドキュメンタリー。ニューヨーク文壇の寵児として注目を集め、セレブリティのアイコン的存在として社交界を席巻したカポーティ。待ち望まれていた新作「叶えられた祈り」はニューヨークの上流階級の実態を描いた最高傑作となるはずだったが、第1章が発表されると、そのスキャンダラスな内容は激しい論争を巻き起こした。社交界から追放されたカポーティはアルコールと薬物に溺れ、作品の完成を待たずしてこの世を去る。ジャーナリストのジョージ・プリンプトンによる評伝「トルーマン・カポーティ」の取材テープをはじめ、時代をともにしたセレブリティたち、友人知人や敵対した人物へのインタビュー、秘蔵映像などを通して彼の波乱に満ちた生涯に迫り、“未完の絶筆”とされる問題作「叶えられた祈り」を巡るミステリーをひも解いていく。監督は、オバマ政権時のホワイトハウスでソーシャル・セクレタリーを務めた経歴を持ち、これが初監督作となるイーブス・バーノー。

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