エマ、愛の罠

   107分 | 2019年 | R15+

第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品

「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」のパブロ・ラライン監督が1人の女性の奔放な愛の姿を描いたドラマ。

「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」「NO」などで知られるチリのパブロ・ラライン監督が、1人の女性の奔放な愛の姿を大胆に描いたドラマ。ダンサーのエマは、ある事件をきっかけに心の拠り所を失ってしまった。 振付師である夫との結婚生活は破綻した彼女は、その妖しい魅力を武器に実直な消防士、さらに彼の妻までをも虜にしてしまう。不可解なまでに奔放なエマの行動。その行動の裏には衝撃的なある秘密が隠されていた。主人公エマ役を新人のマリアーナ・ディ・ジローラモ、夫のガストン役を「モーターサイクル・ダイアリーズ」「バッド・エデュケーション」「バベル」のガエル・ガルシア・ベルナルがそれぞれ演じる。2019年・第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品。

全文を読む

映画レビュー

駒井尚文|映画.com編集長

PRO

うんざりな前半 → ぶっ飛びの才能

駒井尚文|映画.com編集長さん | 2020年11月10日 | PCから投稿

序盤からずっとアンモラルな感じで、主人公に共感できず、「フランス映画はしんどいよなあ」とうんざりしながら見ていたんですが、途中で言語がフランス語ではないことに気づき、「何なんだこれ、どこの国の話?」って感じで俄然のめり込んでいった。で、後半4分の3ぐらいで話の展開に呆然。スゲエ、凄すぎる! あのセックスも、このセックスも、ちゃんとミッションがあって、そのプロセスだったんだ!って。あとで確かめたら、南米チリの案件でした。パブロ・ラライン監督か。それにしても、凄い才能がいたもんです。今年見た映画の中で、一番凄い才能かも。

村山章

PRO

痛快にしてお見事!な、間違いを恐れぬ主人公の大驀進!

村山章さん | 2020年10月31日 | PCから投稿

ネタバレ

クリックして本文を読む