ラブレス

   127分 | 2017年 | R15+

「父、帰る」「裁かれるは善人のみ」などで世界的に高く評価されたロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督が、失踪した息子の行方を追う身勝手な両親の姿を美しくも冷ややかな映像で描き、2017年・第70回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したサスペンスドラマ。一流企業で働くボリスと美容院を経営するイニヤの夫婦。離婚協議中の2人にはすでにそれぞれ別々のパートナーがおり、新たな生活のため一刻も早く縁を切りたいと考えていた。2人には12歳の息子アレクセイがいたが、どちらも新生活に息子を必要としておらず、ある日激しい罵り合いの中で息子を押し付け合ってしまう。その翌朝、学校に行ったはずの息子がそのまま行方不明になり、彼らは必死でその行方を捜すが……。

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映画レビュー

Dan Knighton

PRO

Europe before This Millenium's Darkness

Dan Knightonさん | 2024年8月29日 | PCから投稿

Loveless is the story of a missing child set in Russia during the coming dawn of Ukraine's Maidan Revolution in 2012. While it was made during the war in Donbas, the film seems to foreshadow the coming Ukraine-Russia full scale war quite horrowingly. The director stated he is not a political director. Certainly he is not in the literal sense; but the images tell us much more than words can.

牛津厚信

PRO

身近なところにも国際社会にも広がるラブレスの病

牛津厚信さん | 2018年4月27日 | PCから投稿

ネタバレ

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