桜桃の味

   98分 | 1997年

アッバス・キアロスタミ監督が第50回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞

人生に絶望した男が老人との出会いを通して希望を取り戻していく姿を繊細かつ大胆に描いた人間ドラマ。

人生に絶望し自殺を決意した男が、ひとりの老人に出逢い、世界の美しさを教えられるというシンプルな物語を、繊細かつ大胆な演出で描き出す一編。監督・製作・脚本・編集は「そして人生は続く」「オリーブの林を抜けて」のアッバス・キアロスタミ。撮影はホマユン・パイヴァール。録音はジャハンギール・ミシェカリ。出演はホマユン・エルシャディ、アブドルホセイン・バゲリほか。97年カンヌ映画祭で今村昌平監督の「うなぎ」と共にパルムドールを受賞。98年キネマ旬報ベスト・テン第6位。

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